MCTオイルのメリット・デメリットとは？

 

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

 

本記事の内容を読むことで、具体的なMCTオイルのメリット、デメリットがわかるでしょう。

 

なお、MCTオイルについては知りたい方は、>>MCTオイルとは何か？意外な特徴４選を徹底解説をご覧ください。

MCTオイルとは何か？意外な特徴４選を徹底解説

続きを見る

 

MCTオイルのメリット7選

 

MCTオイルとは、ココナッツから中鎖脂肪酸のみを抽出した特殊なオイルですが、さまざまなメリットがあります。

 

ここではMCTオイルのさまざまなメリットをご紹介します。

 

 

ではMCTオイルのメリットについて、具体的に見ていきましょう。

 

①：便秘が解消される

 

MCTオイルのメリット1つ目は、便秘が解消されることです。

 

なぜならMCTオイルには、水溶性食物繊維であるペクチンが含まれているからです。

 

水溶性食物繊維のペクチンは、水分の少ない便を柔らかくして排便を促してくれる働きがあります。

 

またペクチンは、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える働きもあります。

 

ちなみに腸内環境が整うと以下のようなメリットが得られます。

 

 

ペクチンは野菜や果物に含まれる食物繊維ですが、ココナッツが原材料であるMCTオイルにも含まれているのです。

 

便秘で悩んでいる方は、MCTオイルを試してみる価値はあると思います。

 

②：脳のパフォーマンスをアップ

 

MCTオイルのメリット2つ目は、脳のパフォーマンスを向上させることです。

 

その理由はMCTオイルが脳のエネルギー源であるケトン体を増やすからです。

 

しかもMCTオイルは、一般的な油(長鎖脂肪酸)に比べて10倍のケトン体を生成できるのです。

 

長い間、脳のエネルギー源は、ブドウ糖のみとされてきました。

 

しかし、近年、さまざまな研究が進み脂肪を燃焼して作られるケトン体も、脳のエネルギー源になることが明らかになったのです。

 

またケトン体は脳細胞の炎症を抑えてくれるため、認知症を予防する働きもあります。

 

認知症になった脳はブドウ糖をエネルギー源として利用できませんが、ケトン体は利用できるのです。

 

脳のパフォーマンスを向上させたい方は、MCTオイルをぜひ試してみてください。

 

③：ダイエットのサポート

 

MCTオイルのメリット3つ目は、ダイエットのサポートをすることです。

 

MCTオイルがダイエットをサポートするのは、以下のような理由があるからです。

 

 

MCTオイルは素早くエネルギーに変換され体脂肪に蓄積されにくい特徴があるため、ダイエットのサポートをしてくれます。

 

たとえば一般的な油(長鎖脂肪酸)はエネルギーに変換されるのに時間がかかり、体脂肪に蓄積されやすい傾向があります。

 

なぜなら長鎖脂肪酸は、消化・吸収されるまでに以下のような複雑な過程があるからです。

 

 

このように長鎖脂肪酸はエネルギーに変換されるまでに、複雑かつ時間がかかり内臓に負担をかけます。

 

一方でMCTオイル(中鎖脂肪酸)は、加水分解により小腸に吸収され、門脈から直接的に肝臓へ到達しエネルギー変換されるのです。

 

また血糖値の急上昇や低血糖を防いでくれるため、空腹感を和らげ食欲が安定し食べすぎ防止につながります。

 

さらに有酸素運動のエネルギー源になるため、カロリー制限や糖質制限の際の代替エネルギーとして利用できます。

 

MCTオイルにはこうした特徴があるため、脂肪燃焼を促がしダイエットのサポートをしてくれるのです。

 

MCTオイルを使いカロリー制限や低糖質ダイエットに利用し、内臓脂肪を燃焼すれば以下のようなメリットが得られます。

 

 

ぜひあなたもMCTオイルでダイエットをして、疲れ知らず病気知らずの健康で元気なカラダを手に入れてください。

 

④：有酸素運動や筋トレのエネルギー源

 

MCTオイルのメリット4つ目は、有酸素運動や筋トレのエネルギー源になることです。

 

MCTオイルが有酸素運動や筋トレのエネルギー源として有効活用できる理由は以下のとおりです。

 

 

エネルギー源にはブドウ糖で作るブドウ糖エンジンと、脂肪を燃焼して作るケトン体エンジンがあります。

 

ケトン体エンジンはブドウ糖エンジンに比べて19倍のATP(エネルギー)を作り出せます。

 

このようにMCTオイルを摂ることで持久力の向上につながり、有酸素運動や筋トレのエネルギー源になるのです。

 

有酸素運動や筋トレをして美ボディを作りたい方は、MCTオイルを有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

⑤：ニキビ・肌荒れの予防・解消

 

MCTオイルのメリット5つ目は、ニキビ・肌荒れの予防・解消になることです。

 

なぜならMCTオイルはニキビ・肌荒れの原因である活性酸素を抑えるケトン体を多く作り出すからです。

 

ケトン体の１つβーヒドロキシ酪酸には、肌トラブルや老化の原因になる活性酸素を無効化する働きがあります。

 

またシミ、シワ、たるみといった肌老化の予防も期待できます。

 

なお糖質制限ダイエットとあわせてMCTオイルを摂ることで、そのメリットを十分に享受できます。

 

というのも精製された糖質を摂ると過剰にインスリンが分泌され、このインスリンが肌荒れの原因になる活性酸素を生成するからです。

 

糖質制限ダイエット＋MCTオイルの摂取を行うと、一時的に肌荒れになる可能性があります。

 

その理由は体内に蓄積された毒素のデトックスが活発化するからです。

 

この症状を好転反応といい、ファスティング(断食)でも起こる症状です。

 

しかし体内の毒素が排出されたら徐々にニキビ・肌荒れは解消されキレイな肌になっていきます。

 

なお、あなたの肌がキレイになれば以下のようなメリットが得られます。

 

 

ぜひ、あなたも糖質制限ダイエット＋MCTオイルを実行して、ニキビ・肌荒れを予防・解消しキレイな美肌を手に入れてください。

 

⑥：抗炎症作用がある

 

MCTオイルのメリット6つ目は、抗炎症作用があることです。

 

その理由はMCTオイルは、一般的な油(長鎖脂肪酸)の10倍ものケトン体を作り出すからです。

 

ケトン体は細胞内小器官のエネルギー発電所と呼ばれるミトコンドリアを活性化させます。

 

ミトコンドリアが活性化するとエネルギーを多く作り出し、炎症の原因である活性酸素の働きを抑制してくれます。

 

細胞を炎症させる活性酸素の働きが抑制されると以下のようなメリットが得られます。

 

 

一方でブドウ糖にエネルギー源が偏ると、細胞は慢性炎症を引き起こし、急速に老化が進行したり生活習慣病の発症リスクが高まるのです。

 

さまざまな病気や老化の進行の原因は、細胞の慢性炎症です。

 

MCTオイルでケトン体回路を活性化させることで、抗炎症作用が働き老い知らず、病気知らずの健康なカラダを維持できます。

 

⑦：抗菌・抗ウイルス作用

 

MCTオイルのメリット7つ目は、抗菌・抗ウイルス作用があることです。

 

なぜならMCTオイル(中鎖脂肪酸)は体内で分解されると、抗菌・抗ウイルス作用が活性化させるからです。

 

MCTオイルの成分は、C8(カプリル酸)、C10 (カプリン酸)、C12(ラウリン酸)で構成されています。

 

これらの中鎖脂肪酸が体内で分解されると、モノカプリル酸、モノカプリン酸、モノラウリン酸に変化します。

 

この３つの中鎖脂肪酸を総称してモノグリセリドと呼ばれています。

 

ウイルスや細菌は脂肪膜に覆われていますが、中鎖脂肪酸のモノグリセリドと組成が似ているため引き付けられるのです。

 

モノグリセリドがウイルスや細菌の脂肪膜に吸収されると、ウイルスや細菌がバラバラに破壊されるのです。

 

MCTオイルはこうした働きをするため、抗菌・抗ウイルス作用があるのです。

 

体内のカンジダ菌を増やさないためには、MCTオイルを積極的に摂るのがいいでしょう。

 

 

MCTオイルのデメリット

MCTオイルにはメリットの方が多くデメリットがほとんどありません。

 

そんなMCTオイルの数少ないデメリットを挙げると以下の３つです。

 

 

 

多量に飲むと胃痛、腹痛、下痢になる

 

MCTオイルのデメリット1つ目は、一度に多量に飲むと胃痛、腹痛、下痢になることです。

 

胃痛、腹痛の原因は、血中のケトン体が急激に増えてしまうからです。

 

急にケトン体が増え過ぎると体液が酸性に傾き、胃痛や腹痛を引き起こしてしまうのです。

 

また下痢になる原因は、便を柔らかくする食物繊維のペクチンが、MCTオイルに含まれているからです。

 

ですので、初めてMCTオイルを使う際は、1回の摂取量を小さじ1杯5gから始めてみましょう。

 

②：一般的な油と比べて値段が高い

 

MCTオイルのデメリット2つ目は、一般的な油と比べて値段が高いことです。

 

MCTオイルと一般的な油を比較すると以下のとおりです。

 

油の種類		容量
仙台勝山館 MCTオイル	2360円	360g
ココラボ MCTオイル	1660円	450g
CoCo MCTオイル	1850円	360g
サラダ油	793円	1300g
キャノーラ油	754円	1300g
ごま油	800円	600g

 

このように一般的な油に比べるMCTオイルは、値段が高いです。

 

ただ一般的な調理油は摂りすぎると、老化の促進や生活習慣病を発症するリスクが高まります。

 

一方でMCTオイルは細胞の炎症を抑えたり、脂肪の燃焼を促進させる働きがあります。

 

したがって健康維持や美容、ダイエット効果が期待でるので、MCTオイルは摂取する価値は高いのです。

 

③：加熱調理に使えない

 

MCTオイルのデメリット3つ目は、揚げ物や炒め物といった加熱調理に使えないことです。

 

中鎖脂肪酸は熱に弱い性質があるため、加熱調理に使うと煙が出たり泡立ちが起きたりして危険なのです。

 

ですから加熱調理には適していないため、飲み物に入れたり料理にかけたりして使いましょう。

 

MCTオイルの使い方についての詳しい情報は、>>【MCTオイルの正しい使い方】ダイエットや飲み物への活用術を解説をご覧ください。

【MCTオイルの正しい使い方】ダイエットや飲み物への活用術を解説

続きを見る

 

ダイエットに人気のおすすめMCTオイル

 

ダイエットにおすすめの人気MCTオイルは以下のとおりです。

 

 

①：COCOLABのMCTオイル

 

②：仙台勝山館のMCTオイル

③：CoCoのMCTオイル

 

まとめ：MCTオイルはメリットが多くデメリットが少ない

 

今回はMCTオイルのメリット・デメリットについて解説してきました。

 

本記事のポイントをまとめると以下のとおりです。

 

MCTオイルのメリット

 

MCTオイルのデメリット

 

このようにMCTオイルはメリットが多く、デメリットが少ない良質な油です。

 

あなたのダイエットや健康維持、美容にMCTオイルは利用できます。ぜひ生活習慣にMCTオイルを取り入れてみてください。