オートファジーがミトコンドリアを分解するとなぜ老化が予防できるのですか?
老化が予防できる理由を教えてください。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- オートファジーがミトコンドリアを分解し、老化を予防する3つの理由
- 不良ミトコンドリアを分解するならオートファジーダイエットがおすすめ
本記事を読めばオートファジーがミトコンドリアを分解する仕組みが学べ、老化を予防する理由がわかります。
オートファジーについてもっと詳しく知りたい方は、>>オートファジーとは?簡単にわかりやすく仕組みを解説をご覧ください。
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オートファジーがミトコンドリアを分解し老化を予防する3つの理由
オートファジーがミトコンドリアを分解し、老化を予防する3つの理由は以下のとおりです。
- 理由1:オートファジーが不良ミトコンドリアを分解する
- 理由2:オートファジーが新しく質の良いミトコンドリアを作り出す
- 理由3:不良ミトコンドリアが9割の活性酸素を作っている
では1つずつ具体的に解説していきましょう。
①:オートファジーが不良ミトコンドリアを分解する
老化を予防する理由1つ目がオートファジーが選択的に不良ミトコンドリアを分解するからです。
ミトコンドリアとは人間が活動するためのエネルギー、ATP(アデノシン三リン酸)を生成する細胞内小器官のことです。
ミトコンドリアはエネルギー発電所とも呼ばれています。
糖質・脂質過多や暴飲暴食といった乱れた食生活を続けていると、ミトコンドリアが劣化し不良ミトコンドリアが増えてしまいます。
ミトコンドリアが劣化すると人間が活動するエネルギーを生成する能力が低下してしまいます。
しかも不良ミトコンドリアは老化や病気の原因になる活性酸素を大量に発生させてしまうのです。
このカラダに害をもたらす不良ミトコンドリアをオートファジーが選択的に分解してくれます。
このオートファジーが選択的にミトコンドリアを分解することをマイトファジー(ミトコンドリア選択的オートファジー)と呼びます。
16時間以上のファスティング(断食)を行うとオートファジーが活性化します。
オートファジーの仕組みを簡単に説明すると以下のとおりです。
- オートファジーが誘発すると隔離膜ができる
- 隔離膜が選択的に不良ミトコンドリアを包みこむ
- 包み込んだ状態をオートファゴソームと呼ぶ
- 分解酵素を含んだリソソームとオートファゴソームが融合する
- 融合するとオートリソソームになり不良ミトコンドリアが分解される
こうした過程でカラダに害をもたらす不良ミトコンドリアが分解され除去されます。
②:オートファジーが新しいミトコンドリアを作り出す
老化を予防する理由2つ目はオートファジーが新しいミトコンドリアを作り出すからです。
新しく作り出されるミトコンドリアは以下のような特徴があります。
- 病気や老化の原因である活性酸素があまり発生しない
- 病気や老化を抑える抗酸化酵素が活発に働く
- 活動するエネルギーATP(アデノシン三リン酸)をたくさん作り出す
このように新しく質のいいミトコンドリアは、老化や病気の原因になる活性酸素を抑える働きがあります。
またファスティング(断食)や1日1食、16時間断食といった方法を実践すると、エネルギー源がブドウ糖からケトン体に切り替わります。
常にブドウ糖をエネルギー源して生活しているとミトコンドリアの劣化が早くなり不良ミトコンドリアが増えてしまいます。
不良ミトコンドリアが増えると疲れやすくなったり、老化のスピードが速くなったり、病気になりやすくなってしまいます。
一方で中性脂肪を分解して作られるケトン体がエネルギー源だと、ミトコンドリアは活性化され多くのATP(アデノシン三リン酸)を作り出します。
ファスティング(断食)や16時間断食、1日1食を実践してケトン体をエネルギー源にすると、ミトコンドリアが活性化するため、細胞が長持ちします。
つまり空腹の時間を意識的に設けるダイエット法は、健康長寿につながるというわけなのです。
③:不良ミトコンドリアが活性酸素を作っている
老化を予防する理由3つ目は、不良ミトコンドリアが活性酸素を作っているからです。
老化や病気の原因になる活性酸素の9割が不良ミトコンドリアで作られています。
オートファジーを活性化させることで、老化の原因である不良ミトコンドリアを一掃してくれます。
一方で慢性的な食べすぎが続いているとオートファジーが不活性化して、細胞内に不良ミトコンドリアが増えてしまいます。
すると活性酸素が増えてしまい、疲れやすくなったり、カラダの調子が悪くなったり、老化が進行したり、生活習慣病にかかったりしてしまうのです。
ですから意識的にオートファジーを活性化させて不良ミトコンドリアを除去することが、健康なカラダを維持するには大切になります。
不良ミトコンドリアを分解するならオートファジーダイエットがおすすめ
不良ミトコンドリアを分解して、新しく質のいいミトコンドリア増やすならオートファジーダイエットがおすすめです。
オートファジーダイエットとは16時間断食のことです。
なぜなら空腹の時間を設けることでオートファジーが活性化し、不良ミトコンドリアが分解され老化を予防できるからです。
ちなみにファスティング(=断食)にはさまざまな期間があります。
- 12時間断食
- 16時間断食
- 24時間断食(1日1食)
- 2日間断食
- 3日日間断食
あなたが無理なく実践できる期間から始めてみてください。
オートファジーダイエット(16時間断食)のやり方については、>>オートファジーダイエットの成功するやり方のコツ5つを徹底解説を参考にしてみてください。
オートファジーダイエットは、慢性疲労、肥満、生活習慣病を遠ざけ、元気で健康なカラダを維持することができます。
また空腹が辛いという方は、酵素ドリンクを利用すると無理なくオートファジーダイエットに取り組めます。
酵素ドリンクについては、>>オートファジーダイエットに使う酵素ドリンクおすすめ5選とは?にてご紹介しています。
無添加の酵素ドリンクにこだわらい方は、>>置き換えダイエットに人気の安い酵素ドリンク3選とは?をチェックしてみてください。
まとめ:オートファジーは不良ミトコンドリアを分解し老化を予防する
今回はオートファジーはミトコンドリアを分解し老化を予防する理由について解説してきました。
大事なポイントをおさらいすると以下のとおりです。
- オートファジーダイエット(16時間断食)はオートファジーを活性化させる
- オートファジーが不良ミトコンドリアを選択的に分解する
- 不良ミトコンドリアとは老化の原因になる活性酸素を多く発生させる
- 不良ミトコンドリアが活性酸素の9割を作り出している
- オートファジーが新しく質のいいミトコンドリアを作り出す
- 新しいミトコンドリアは抗酸化酵素を多く作り出す。
このようにオートファジーを活性化させることで、不良ミトコンドリアが分解され、新しい質のいいミトコンドリアが増えるます。
そのためには、オートファジーダイエット(16時間断食)の実践が効果的な方法になります。
あなたもオートファジーダイエット(16時間断食)を実践して、健康で若々しいカラダを手に入れましょう。
オートファジーダイエットの失敗する理由は、>>オートファジーダイエットでなぜ痩せないの?失敗する理由8つとは?にて解説していますので、参考にしてみてください。