体調不良は酵素不足が原因ってよく聞くけど・・・
そもそも体内酵素って何ですか?
体内酵素について、わかりやすく簡単に教えてください
また体内酵素を活性化する方法が知りたいです!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
本記事の執筆者
ファスティングアドバイザーのシュンです。
ファスティング(断食)の資格を持っています。
2018年に体調不良がきっかけで、ファスティング(断食)を生活習慣に取り入れました。
意識的に空腹の時間を作れば、自然治癒力が高まり元気で健康なカラダは簡単に手に入ります。
体内酵素について知らない方が多いのではないでしょうか?
それもそのはずで、酵素栄養学は一般的な医学や栄養学には取り入れられてないからです。
しかし酵素栄養学は、あなたが健康で長生きするためのとても重要な知識です。
本記事では体内酵素の種類と働き、活性化する方法について徹底解説していきます。
もし、あなたが本記事の内容を理解し体内酵素を活性化させれば、
- 健康寿命の延長
- 生活習慣病の予防
- 老化を予防し若々しい見た目の維持
といったメリットを手にすることができます。
結論からいいますと酵素ドリンクを使ったファスティング(断食)が簡単に体内酵素を活性化できます。
酵素ドリンクやファスティング(断食)については、下記の記事を参考にしてみてください。
クリックできる目次
体内酵素とは何か簡単に解説
私たちが若々しく健康に長生きするには酵素について知る必要があります。
なぜなら体内酵素の無駄使いをしないことが健康長寿の秘訣だからです。
そこで体内酵素とは何かについて下記の順番で解説していきます。
- 体内酵素とはそもそも何か?
- 体内酵素とは生命活動の源
- ビタミン・ミネラルは酵素のサポート役
体内酵素とは何か?
体内酵素は酵素栄養学の最高権威であるエドワード・ハウエル氏によって発見されました。
そもそも酵素とは何なのでしょうか?英語ではエンザイム(enzyme)と言います。
酵素とは体内で起こるさまざまな化学反応の触媒(仲立ち)としての役割があります。
触媒とは体内で起こるさまざまな化学反応のお手伝いをすることです。
例えば体内での下記のような働きも全て化学反応で酵素が関わっています。
- 食べ物を消化・吸収し、栄養素をカラダ全体に送り届ける
- 血液の状態を正常に保つ
- NK(ナチュラルキラー)細胞が癌細胞を撃退する
- 汗がでる、排便・排尿
こうした生命活動の全ての化学反応に体内酵素が関与しているのです。
酵素は9番目の栄養素と言われていて認知度が低いです。
酵素研究の歴史も浅く、まだまだ謎が多く世間一般にあまり浸透していないのが酵素の現状です。
あなたが酵素について知り体内酵素を活性化させることで下記のようなメリットが得られます。
- 健康長寿になる
- 病気しらず、不調しらずになり元気で健康なカラダになる
- 老化にブレーキをかけ若々しい見た目を保つ
体内酵素を活性化させ、あなたも健康で元気なカラダを維持して豊かな人生を送りましょう。
体内酵素とは生命活動の源
体内酵素は生命活動の源です。
体内酵素は全ての生命活動の働きに関与していて、1日に分泌される量、一生に生成される量は遺伝子により決まっています。
体内酵素が働かなくなったら人間は死んでしまいます。
つまり体内酵素=命といっても過言ではありません。
体内酵素を無駄使いしないことが、若さと健康長寿の秘訣になります。
私たちの体内では常に化学反応が起きており、化学反応を助けるのが酵素の働きなのです。
例えば、私たちはタンパク質を摂るために、牛肉や鶏肉などを食べますよね。
その食べた肉を消化の過程で、タンパク質からアミノ酸に変換するのが、酵素の働きなのです。
体内で働いている酵素は、約5000種類もあり1つ1つ役割が違います。
体内で化学反応が起こることで、常に私たちはカラダは健康状態を保っていられるのです。
この健康状態を保つ働きをホメオスタシス(生体恒常性維持機能)といいます。
ホメオスタシスの働きは、自然治癒力が働いてるとも言い換えられます。
体内酵素の主な働きは以下のとおりです。
- 食べ物の消化・分解・吸収・排泄
- 栄養素を全身の細胞に運ぶ
- 細胞の新陳代謝
- 肌のターンオーバー
- 呼吸をする
- 活動するエネルギーを生成する
- ホルモンを生成する
- 血液の濃度を調節する
- 炎症した細胞や損傷したDNAを修復
- 飲酒した際、アルコールを分解する
- ウイルスや病原菌から守り免疫力を高める
- NK(ナチュラルキラー)細胞が癌細胞を撃退する
- 体内の老廃物や有害物質などの毒素を排出する
このように、酵素は体内でさまざまなを触媒(仲立ち)をして、人体の健康をサポートしてくれているのです。
ビタミン・ミネラルは酵素のサポート役
5000種類の酵素の中には単独で働く酵素もあれば、ビタミンやミネラルの助けを借りて働く酵素もあります。
ビタミンやミネラルの栄養素は、いわば酵素のサポート役といえます。
酵素のサポーターであるビタミンやミネラルは以下のように呼ばれいます。
- ビタミン:補酵素・・・エネルギー代謝、皮膚や粘膜の再生と機能を正常に保つ
- ミネラル:補因子・・・骨、歯、髪、肌の形成、筋肉の正常化、体液の浸透圧調節
このように、ビタミンやミネラルは体内で酵素と結びついて、さまざまな化学反応をサポートしています。
ですから、ビタミンやミネラルが不足すると新陳代謝が滞り、体調不良や肌荒れになってしまうのです。
なお、ほとんどのビタミンやミネラルは体内で作れないので、体内酵素を活性化するには重要な栄養素になります。
体内酵素の種類と働きとは?
体内で働いている酵素は、約5000種類あると言われていています。
そのなかでも大きく分けると体内酵素は以下の2つになります。
体内酵素
- ①:消化酵素
- ②:代謝酵素
また、もう1つは、体外酵素といって、食物から摂取できる食物酵素があります。
食物酵素
③:食物酵素
酵素は上記の3種類になります。
結論から述べますとできるだけ消化酵素の浪費を抑えつつ、代謝酵素を活性化させるのが健康長寿の秘訣になります。
なぜかというと消化酵素と代謝酵素は、密接な関係があり消化酵素を浪費すると代謝酵素が働かなくなるからです。
例えば質の悪い食事を暴飲暴食をして消化酵素を無駄使いすると、カラダを整える代謝酵素の働きが抑制されます。
こうした状態が長く続くと老化が加速し生活習慣病になり早死にしてしまうのです。
じゃ~反対に質の良い食事で少食だと健康で長生きできるの?
そのとおりなんだよ。質の良い食事で少食だと、消化酵素が節約され健康を維持する代謝酵素が活性化するんだ!
だから若さを保ちつつ健康で長生きできるんだよ!
これが酵素栄養学の本質となる部分なんだ!
それでは、3種類の酵素がどのように働くのかを解説していきます。
①:消化酵素の働きとは?
消化酵素とは食べ物を消化・吸収するための酵素のことです。
代表的な消化酵素を挙げると下記の3つになります。
- アミラーゼ:炭水化物(でんぷん)をブドウ糖に分解する
- プロテアーゼ:たんぱく質をアミノ酸に分解する
- リパーゼ:脂質を脂肪酸やグリセロールに分解する
アミラーゼは唾液や膵臓から分泌される消化酵素です。
ご飯やパン、うどんなどの炭水化物(でんぷん)をブドウ糖に分解します。
たんぱく質を分解する消化酵素、プロテアーゼはペプシン、トリプトシン、キモトリプトシンなどの種類があります。
ペプシンは胃から分泌される酵素で、トリプトシンとキモトリプトシンは膵臓から分泌されます。
それぞれ、肉や魚などのたんぱく質をアミノ酸に分解する消化酵素です。
脂質を分解するリパーゼは、膵臓から分泌されます。
食べ物に含まれる脂質を脂肪酸やグリセロールに分解する消化酵素です。
このように、消化酵素は食べ物の栄養素を小腸から吸収しやすいように分解する役割を担っています。
②:代謝酵素の働きとは?
代謝酵素とは、カラダの恒常性(ホメオスタシス)を常に保ち健康な状態に調節してくれる働きがあります。
代謝酵素の主な働きは下記のとおりです。
- 新陳代謝・・・吸収した栄養素を体の細胞に送りとどけてる
- 免疫力の強化・・・体内に入ってきたウイルス・病原菌を攻撃する力が強化される。
- 体の毒素(老廃物や食べかす)の排出・・・体に溜まった毒素を排出してデトックスする
- 自然治癒力・・・炎症している細胞や損傷したDNAを修復する働きがある
このように代謝酵素の働きによって、病気や老化を予防しカラダの健康が維持されています。
③:食物酵素の働きとは?
食物酵素とは、生野菜やフルーツ、発酵食品などに含まれている酵素のことです。
食物酵素は食べ物の事前消化を助けるため、消化酵素の節約につながります。
そのため、節約した分の酵素をカラダを整える代謝酵素に使い回せるのです。
一方で、加熱調理や精製・加工した食品は、消化に負担をかけ消化酵素を浪費させます。
なぜなら、食物酵素は熱に弱く50℃を超えると失活してしまうからです。
ですから、食物酵素を摂るために、果物や生野菜、発酵食品の比重を多くすることが大切になります。
実際に僕も夏ならスイカ、秋なら梨や柿、冬ならみかんなどフルーツを意識的に食べて、食物酵素を取るようにしています。
バナナやゴールドキウイは、一年中食べています。
また、レタスやキュウリ、アボカドにツナをのせた生サラダも頻繁に食べるようにしています。
キュウリに発酵食品の味噌をつけて食べるのもいいですね😄
特にフルーツは、炭水化物、たんぱく質、ビタミンやミネラル、アミノ酸、食物繊維、ファイトケミカル、水分など栄養素が豊富です。
しかも調理に時間がかからず消化によく内臓にも負担をかけません。
フルーツは手軽に食物酵素が摂れる食品なので、オススメです。
また発酵食品も発酵菌が酵素を作り出しいるので、食物酵素を摂取できます。
体内酵素の代謝酵素を活性化させる3つの方法
体内酵素を活性化させるには、消化酵素の働きを抑えて、カラダを整える代謝酵素に使い回すことです。
カラダを整える代謝酵素を活性化させる方法は下記のとおりです。
- ①:ファスティング(断食)を行う
- ②:1日1食、16時間断食、30~40%のカロリー制限を行う
- ③:生野菜やフルール、発酵食を食べる比重を増やす
では、体内酵素の代謝酵素を活性化させる方法の上記3つについて具体的に解説していきます。
①:ファスティング(断食)
代謝酵素を活性化させる方法1つ目は、ファスティング(断食)をすることです。
ファスティング(断食)は、食べ物を一切食べないので、消化酵素を全く使いません。
そのため、すべての体内酵素をカラダを整える代謝酵素に使い回すことができます。
代謝酵素を最大限に活性化させるには、数日間のファスティング(断食)が効果的んです。
オススメの期間は、短くも長くもない3日間ファスティング(断食)です。
3日間ファスティング(断食)を行えばダイエットや健康、美容面で次のようなメリットが得られます。
- 内蔵の休息と内臓機能の回復(リセット効果)
- 内臓疲労が回復しカラダの芯から疲れがとれる
- オートファジーの活性化で細胞レベルでの解毒・浄化
- 血液をサラサラにして、むくみ、冷えの改善
- 乱れた腸内環境を整え免疫力をアップ
- 肌がスベスベになり美肌になる
- 朝起きる際にカラダが軽くなり楽になる
- 深く睡眠がとれる
- 疲れにくくなりスタミナがつく
3日間が無理そうなら1~2日間のファスティング(断食)を実践してみましょう。
定期的に1~3日間のファスティング(断食)を行うと体内のリセットとデトックスができ健康なカラダをキープできます。
ファスティング(断食)のやり方については、下記の記事をご覧ください。
②:1日1食、16時間断食、40%のカロリー制限を行う
代謝酵素を活性化させる方法2つ目は、
- 1日1食
- 16時間断食
- 30~40%のカロリー制限ダイエット
などを定期的に行うことです。
空腹の時間を作ったりカロリー制限をすることで、消化酵素の節約ができ代謝酵素を活性化できます。
2~3日間のファスティング(断食)よりハードルが低いので、頻度も多くできるかと思います。
16時間断食は、オートファジーダイエットやプチ断食、置き換えダイエットとも呼ばれています。
1日3食を2食にして、消化酵素の浪費を抑えて代謝酵素を活性化させる方法です。
若いころは体内酵素の分泌量が豊富かつ内臓機能も活発なので、1日3食でも健康でいられます。
しかし、30代後半~40代にかけて年を重ねると、体内酵素の分泌量が減少し内臓機能も低下します。
すると、若い頃と同じような勢いで同じように食事をすると、消化するのが精一杯なってしまいます。
その結果、健康を整える代謝酵素の働きが鈍くなってしまうのです。
年齢を重ねると老化が加速したり病気になったりしてしまうのは、体内酵素の減少によるもです。
そのためにも、16時間断食や少食の習慣を身につけることが、消化酵素を節約し代謝酵素を働かせることができます。
したがって、年齢を重ねても健康や若さの維持が可能になるのです。
ちなみに、16時間断食のやり方については、16時間断食の正しいやり方【ダイエットを成功させる2つの秘訣】にて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
とはいえ、ファスティング(断食)や16時間断食をする際に、あなたは以下のような不安はありませんか?
- そんなに長い時間、食べないのは空腹感で耐えられない
- 何も食べないなんて栄養面が心配
上記のような不安を解消してくれるのが、ファスティング(断食)専用に作られた酵素ドリンクです。
酵素ドリンクとは以下のような特徴がある飲み物です。
- 数十種類の野菜・果物・野草などで作られているので、栄養素が豊富
- 酵素ドリンクに含まれる、ビタミンやミネラルが体内酵素の働きを助ける
- 熟成・発酵で低分子されているので、内臓に負担がかからない
- 良質な糖分が空腹やふらつきを和らげ食べれないストレスを解消する
酵素ドリンクは上記のような特徴があり寺で行う修行のような断食ではなく、自宅で無理のない安全なファスティング(断食)ができるのです。
③:生野菜やフルーツ、発酵食品を食べる比重を増やす
代謝酵素を活性化する方法3つ目は、食物酵素が含まれている食品を食べることです。
食物酵素が含まれている食品とは以下のとおりです。
- 果物(フルーツ)
- 生野菜
- 発酵食品
フルーツや生野菜、発酵食品には食物酵素が含まれています。
食物酵素は、食べ物の事前消化を助け、体内の消化酵素の製造を節約する働きがあります。
その分の体内酵素を代謝酵素に回すことができるのです。
また、発酵食品にも食物酵素が含まれています。
発酵菌が酵素を作り出すからです。
発酵食品とは以下の食品です。
- 味噌
- 納豆
- ぬか漬け
- 甘酒
- 酵素ドリンク
良い発酵食品である条件は、無添加であることです。
スーパーで味噌や漬物、甘酒などの見ると化学調味料や食品添加物が含まれています。
添加物や化学調味料が使われているモノは、消化酵素を浪費するので選ばないようにしましょう。
上記の食べ物には食品添加物が含まれている商品が、市販で多く売られていますよね。
発酵食品で食物酵素を摂るなら、無添加の発酵食品を選びましょう。
ぬか漬けなら無添加のぬかで、自分で漬けてみるのもおすすめです。
発酵食品の味噌については、ファスティング(断食)中に味噌汁飲んで大丈夫?太るの?にて詳しく解説しています。
まとめ:体内酵素を活性化するなら3つの方法を実践しよう
今回は、酵素とは?体内酵素の働きと量を増やす3つの方法について解説しました。
最後に本記事の重要ポイントを以下にまとめます。
酵素の種類と働き
- 酵素とはタンパク質で形成されている
- 体内の化学反応を助ける役割がある
- 体内酵素の種類は2種類で、消化酵素と代謝酵素
- 消化酵素とは食べ物を消化分解する酵素
- 代謝酵素とは体内を健康な状態に保つために働く酵素
- 消化酵素と代謝酵素は密接な関係がある
- 消化酵素を節約して、代謝酵素を活性化させる健康長寿・若さの秘訣
- 一生に体内酵素が分泌される量は決まってる
- 体内酵素が分泌されなくなったら、人は亡くなる
- 体外酵素の種類は1種類で、食物酵素がある
- 食物酵素は、生野菜・果物・発酵食品から摂取する
- 食物酵素は消化を助けるので、消化酵素の節約になる
このように、消化酵素の無駄な浪費を抑えて、代謝酵素の働きを活性化させることが、健康長寿の秘訣になります。
さらに老化にブレーキをかけて、見た目の若々しさの維持にもつながります。
代謝酵素を活性化させる3つの方法
- ①:ファスティング(断食)を行う
- ②:1日1食、16時間断食、30~40%のカロリー制限を行う
- ③:生野菜やフルール、発酵食を食べる比重を増やす
上記3つの方法を生活習慣に取り入れることで、消化酵素の節約になり「解毒・治癒」の働きをする代謝酵素を活性化できます。