オートファジーダイエット中にヨーグルトを食べてもいいんですか?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
オートファジーダイエット中や間食にヨーグルトを控えた方がいい3つの理由
健康食品として広く知られているヨーグルトですが、結論からいいますとオートファジーダイエット(16時間断食)中にヨーグルトを控えた方がいいです。
その理由については、本記事で解説します。
ちなみにヨーグルトを食べるタイミングは、間食や食事の時間帯である8時間の間に食べましょう。
なお、そもそもオートファジーって何って方は、>>オートファジーとは?簡単にわかりやすく仕組みを解説をご覧ください。
またオートファジーダイエットについては、>>オートファジーダイエットとは何か?メリット・デメリットも徹底解説を参考にしてください。
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オートファジーダイエット中にヨーグルトを控えた方がいい3つ理由
オートファジーダイエット(16時間断食)中や間食にヨーグルトを控えた方がいい理由は以下の3点です。
- 理由①:カゼインが腸の炎症を招く
- 理由②:乳糖が腸内環境を乱す
- 理由③:腎臓に負担をかけ鉄の吸収を阻害
理由①:カゼインが腸の炎症を招く
理由1つ目は、ヨーグルトに含まれるカゼインタンパク質が腸の炎症を促がすからです。
オートファジーダイエットの目的の1つに、胃腸、肝臓といった臓器を休息させて本来の機能を取り戻しリセットするというものがあります。
内臓を休めることで、
- 「ビタミン・ミネラルなどの栄養素の吸収力がアップ」
- 「慢性的な疲れが解消しカラダが軽くなる」
- 「免疫力がアップする」
といったメリットが期待できます。
ですがヨーグルトにはカゼインタンパク質が含まれおり、このタンパク質が腸壁の炎症を引き起こしてしまうのです。
なぜなら人間にはヨーグルトに含まれるカゼインを消化する消化酵素を持ち合わせていないからです。
腸壁に炎症が起こると腸の細胞と細胞の間にすき間ができ、未消化のタンパク質が血管に侵入します。
すると免疫細胞は未消化のタンパク質を異物と判断し、暴走し攻撃を始めします。
この暴走した免疫細胞は、正常な細胞までも攻撃してしまうのです。こうした症状を「リーキーガット症候群」といいます。
リーキーガット症候群は主に、以下のような症状を発症します。
- 目や鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの慢性化
- アレルギー性鼻炎
- ニキビ、肌荒れ、アトピー性皮膚炎、頭皮のかゆみ
- 免疫力の低下
- 記憶力低下、集中力低下
- 筋肉痛、関節痛
- お腹のはり、腹痛、下痢、
このようにヨーグルトを食べると、オートファジーダイエットのメリットを打ち消してしまうのです。
牛乳やヨーグルトといった乳製品には、カゼイン8割、ホエイ2割の割合でタンパク質が含まれています。
一方で人間の母乳は、カゼイン4割、ホエイ6割の割合です。
ここでヨーグルトと母乳に含まれるカゼインの種類についてみてましょう。
カゼインタンパク質は大きく分けて以下の3種類があります。
カゼインタンパク質の種類
- α-カゼイン(αs1-カゼイン、αs2-カゼイン)
- β-カゼイン(A1 β-カゼイン、A2 β-カゼイン)
- k-カゼイン
人間の母乳に含まれるカゼインは、A2 β-カゼイン、k-カゼインになります。
一方でヨーグルトに含まれるカゼインは、αs1-カゼイン、A1 β-カゼインであります。
このように母乳とヨーグルトに含まれるカゼインには違いがあり、乳製品を過剰に食べると消化不良を起こしてしまうのです。
また、ヨーグルトに含まれるαs1-カゼインは、ホエイの6倍のIL-8という炎症性サイトカインの分泌を誘発させてしまいます。
さらにαs1-カゼインはアレルギーを誘発させる原因であると指摘されています。
このようにヨーグルトに含まるカゼインは腸の粘膜を荒らし、さまざまなアレルギー症状を発症させるリスクがあるのです。
理由②:乳糖が腸内環境を乱す
オートファジーダイエット中に控えた方がいい理由2つ目は、ヨーグルトに含まれる乳糖が腸内環境を乱すからです。
日本人の10人中8人が、ヨーグルトに含まれる乳糖(ラクトース)を分解できない乳糖不耐症です。
多くの日本人は乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」が遺伝子的に欠損しています。
乳糖不耐症の方がヨーグルトを食べると以下のような症状が現れます。
- 下痢・腹痛
- 消化不良・腹部膨満感
- 赤ら顔・ニキビ・酒さ・肌トラブル
- 過敏性腸症候群
こうした症状がある方は乳糖不耐症の可能性があるため、ヨーグルトなどの乳製品は控えめにした方がいいでしょう。
ちなみにヨーグルト以外で乳製品を挙げると以下のとおりです。
牛乳、生クリーム、アイスクリーム、バター、クッキー、ビスケット、パン、パンケーキ、ドレッシング
乳製品はこうしたさまざまの食品に使われています。
日本人は乳糖不耐症の方が多くヨーグルトは腸の炎症を引き起こす可能性があるため、オートファジーダイエット中は控えましょう。
理由③:腎臓に負担かけ、鉄分の吸収も阻害する
オートファジーダイエット中にヨーグルトを控えた方がいい理由3つ目は、腎臓に負担をかけ鉄の吸収も阻害するからです。
ヨーグルトや牛乳などの乳製品には、リンが多く含まれています。
過剰に摂った不必要なリンは腎臓から尿に排泄されています。
その結果、ヨーグルトを過剰に食べていると腎臓に負担がかかり腎機能が低下してしまいます。
腎機能が低下し血中リン濃度が高い状態が続くと、骨がもろくなってしまうのです。
またリンの摂りすぎは心臓や血管の病気になりやすいと指摘されています。
さらにヨーグルトは鉄分の吸収を阻害するため、食べすぎると立ちくらみや貧血の原因になります。
なぜならカルシウムやリンが豊富なため鉄分と結合し、腸への鉄分の吸収を阻害してしまうからです。
このようにヨーグルトは腎臓に負担をかけたり貧血の原因になったりするため、オートファジーダイエット中(16時間断食)に食べるのは控えましょう。
ヨーグルトを食べたい方は、16時間断食後に食事として食べるようにしましょう。
ヨーグルトの1日に食べる適量は100g~200gです。
なお、オートファジーダイエット中に食べていいものは、>>オートファジーダイエット中に食べていいもの4選とは?にて紹介していますので、参考にしてみてください。
また、オートファジーダイエット中に飲んでいい飲み物は、>>オートファジーダイエット(16時間断食)中に飲んでいい飲み物とは?にて紹介していますので、チェックしてみてください。
牛乳やヨーグルトなどの乳製品に対する私の個人的な見解
牛乳やヨーグルトはさまざまなメリットがあると言われ、多くの人に健康食品として食べられていますよね。
私の個人的な見解として牛乳やヨーグルトは、食べすぎると健康を損なうカラダに悪い食品だと思っています。
ですので私はカフェラテや生クリームの入ったパンが好きですが「嗜好品」として食べたり飲んだりしています。
私も以前まではカルシウムが豊富な健康食品だと信じていました。
ですので高校時代はカラダづくりのために牛乳やヨーグルトを積極的に食べるように心がけていました。
ところが今まで肌にニキビがなかったのに、背中、お尻、胸、二の腕、太ももなどに出て急に増え始めたのです。
また肌を引っかくとミミズ腫れができる特殊な肌質になってしまいました。
その時は牛乳やヨーグルトが原因とはわからずにとり続けていました。
その後、1999年の冬に『ライフスタイル革命 キングベアー出版』という本が発売され、たまたま手にとり読んだのです。
今は絶版になり『フィット・フォー・ライフ グスコー出版』から同じ内容の本が出版されています。
※原因不明のアレルギー症状に悩んでいる方には、この本はおすすめ
これらの本に書かれていたのは、「牛乳の健康食品は嘘」というエビデンスも添えられた内容でした。
あたまをカナヅチで殴られたような衝撃をうけた私は、この本の内容をさっそく実践。
そしたら半年~1年ぐらいかかりましたが、カラダ全身にあったニキビがなくなり、ひっかいてもミミズ腫れのできない丈夫な肌に変化しました。
また体重が72㎏→58㎏でマイナス14キロの減量し体調も良くなったのです。。
過去にこうした体験があり牛乳やヨーグルトは、カラダに悪いという考えに変わりました。
ただ私も乳製品は好きなので以前のように毎日大量に食べるのではなく、今はアレルギーの症状がでない程度に食べています。
まとめ:オートファジーダイエット中はヨーグルトを控えましょう
今回はオートファジーダイエット中にヨーグルトは食べていいのかについて解説しました。
結論はオートファジーダイエット(16時間)中は控えるようにしましょう。その理由は以下の3点です。
- 理由①:カゼインが腸の炎症を招く
- 理由②:乳糖が腸内環境を乱す
- 理由③:腎臓に負担をかけ鉄分の吸収も阻害
このようにヨーグルトは内臓に負担をかけるため、内臓休息が目的の1つであるオートファジーダイエット中には控えましょう。
ヨーグルトを食べるならオートファジーダイエット後の食事をする8時間のあいだか間食で食べるのオススメです。
なおオートファジーダイエットのやり方については以下の記事を参考にしてみてください。
オートファジーダイエットの成功するやり方のコツ5つを徹底解説
オートファジーダイエットでなぜ痩せないの?失敗する理由8つとは?