
オートファジーダイエットがどんなダイエット法なのか気になっています。
どんなダイエット法なんですか?オートファジーダイエットをやってみたいので教えて!
オートファジーダイエットのメリット・デメリットも知りたいです!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- オートファジーダイエットとは何か?
- オートファジーダイエットのメリット5選とは?
- オートファジーダイエットのデメリット4選とは?
- オートファジーダイエットのやり方
オートファジーダイエットは痩せるだけでなく、病気や老化の予防になり健康や美容にも効果が期待できるダイエット法です。
健康長寿や見た目の若さを維持したい人には必見のダイエット法であります。
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オートファジーダイエットとは何か?健康・美容効果がある一石三鳥のダイエット法
オートファジーダイエットとは16時間断食をすることで、人体に備わっているオートファジーの機能を活性化させるダイエット法です。
オートファジーを活性化させることで、ダイエットだけでなく健康・美容効果も期待できる一石三鳥のダイエット法でもあります。
オートファジーダイエットはさまざまな呼び名で呼ばれています。
- プチ断食
- 間欠的ファスティング(断食)
- 置き換えダイエット
- 16時間断食、ダイエット
- プチ断食
呼び方は違いますが、どれも内容は同じです。
まずは、オートファジーの機能について、具体的に解説していきましょう。
オートファジーとは何か?人間に備わっているデトックス・リサイクル機能
オートファジーとは2016年に東京工業大学の大隅良典栄誉教授が「オートファジーの仕組みの解明」で、ノーベル生理学・医学賞を受賞したことにより、世界的に大きな注目を集めました。
オートファジーとは断食状態を続けると細胞内の異常タンパク質や不良ミトコンドリアなどの老廃物を分解します。
そして、分解した老廃物をタンパク質の材料であるアミノ酸に新たにリサイクル(再利用)するシステムのことです。
つまり、細胞内のゴミを大掃除して、そのゴミをリサイクルして新しい細胞を生成する働きがオートファジーの機能なのです。
オートファジーの機能についてもっと詳しく知りたい方は、オートファジーとは?簡単にわかりやすく仕組みを解説をご覧ください。
オートファジーダイエットとは病気を予防して健康維持に効果がある
オートファジーダイエットは病気を予防して健康を維持する効果があります。
なぜなら、オートファジーが活性化すると細胞に蓄積された老廃物や有害物質などの毒素をキレイに排泄してくれるからです。
細胞内の蓄積された毒素は活性酸素を大量に発生させ、細胞の慢性炎症を引き起こしてしまうのです。
細胞の慢性炎症は老化や病気を加速させる原因になります。
細胞内から毒素を取り除いて細胞内の慢性炎症を予防してくれるのが、オートファジーダイエットなのです。
オートファジーダイエットとは老化を遅らせる効果がある
オートファジーダイエットは老化のスピードをおくらせ、若さを維持する効果があります。
その理由はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させるからです。
サーチュイン遺伝子遺伝子は、1999年にマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ教授の研究チームにより発見された遺伝子です。
サーチュイン遺伝子は、老化や病気の原因である活性化酸素から細胞を保護する働きがあります。
ですから、老化のスピードを遅らせて、若々しさを保つことができるのです。
また、細胞内をキレイにデトックスするので美肌効果もあります。
このようにオートファジーダイエットは、老化の予防や美肌効果など女性にはピッタリのダイエット法いなります。
オートファジーダイエットのメリット5選とは?
オートファジーダイエットのメリット5選は次のとおりです。
- ①:腸内環境が整う
- ②:脂肪細胞が燃焼する
- ③:老化の予防
- ④:睡眠の質がアップする
- ⑤:胃が縮まり少食になる
①:腸内環境が整う
オートファジーダイエットをすると腸内環境が整います。
なぜなら、16時間断食することで消化に使う莫大なエネルギーを腸内のデトックス(解毒・浄化)に使い回せるからです。
オートファジーダイエットで腸内環境が整うと次のようなメリットが得られます。
- スベスベの美肌になる
- 腸内が善玉菌が優勢になり免疫力が高まり風邪を引きにくくまる
- 目が痒くなったり鼻がつまったりなどのアレルギー反応の軽減
- 自律神経が整いストレスに強くなる
- 血糖値・コレステロール値が正常になり血液がサラサラになる
このようにオートファジーダイエットで腸内環境が整うと、心身のコンディションが整い体調管理が簡単にできます。
②:脂肪細胞が燃焼する
オートファジーダイエットのメリット2つ目は、脂肪細胞が燃焼することです。
脂肪細胞が燃焼する理由は、肝臓に蓄えられてたグリコーゲン(ブドウ糖)が、6時間~8時間で枯渇するからです。
肝臓のグリコーゲンが枯渇すると、脂肪細胞を燃焼させて、ケトン体というエネルギー源に切り替わります。
ケトン体は脳の血液脳関門を通過できるので、脳のエネルギー源にもなります。
オートファジーダイエットで脂肪細胞が燃焼すると、次のようなメリットがもたらされます。
- メタボリックシンドロームを予防し生活習慣病のリスクを下げる
- ケトン体が脳細胞のエネルギー源になり認知機能の向上や集中力アップにつながる
- 脂肪が燃焼すると「やせホルモン」のアディポネクチンが分泌しやすくなる
オートファジーダイエットで脂肪が燃焼すると、心筋梗塞、脳梗塞、認知症、糖尿病などの生活習慣の予防にもつながります。
③:老化の予防
オートファジーダイエットのメリット3つ目は、老化のスピードを遅らせて、見た目の若々しさを保つ効果があることです。
なぜ老化予防に効果があるのかというと、オートファジーが活性化するとサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)にスイッチが入るからです。
サーチュイン遺伝子とは、細胞を老化の原因になる活性酸素から保護してくれる働きがあります。
サーチュイン遺伝子は1999年にマサチューセッツ工科大学で、レオナルド・ガレンテ教授の研究により発見されました。
年を重ねるにつれて見た目が若い人、老けて見える人に差がでてくるのはサーチュイン遺伝子の活性化が影響しています。
もし、あなたが「40代になっても見た目の若さを保ちたい」と思っているならばオートファジーダイエットは適切なダイエット法です。
40代に入るとオートファジーの機能は徐々に衰えていき、老化しやすくなってきます。
ですから、見た目の若さを保つには意識的にオートファジーを活性化させサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにすることが大切なのです。
オートファジーダイエットの若返り効果については、>>オートファジーダイエットが老化を防止して若返り効果があるって嘘?にて詳しく解説してますので、チェックしてみてください。
④:睡眠の質がアップする
オートファジーダイエットのメリット4つ目は、睡眠の質がアップし朝の目覚めが爽快になることです。
なぜかというと、16時間断食をすることで食べ物の消化・吸収に使う莫大エネルギーを節約できるからです。
一説によると1日3食しっかり食事をした際の消化・吸収・排泄に使うエネルギーは、フルマラソンに匹敵すると言われています。
それほど、消化・吸収・排泄には莫大なエネルギーを浪費するのです。
あなたも暴飲暴食をした次の日の朝に、
- 「何だか顔やカラダがむくんで起きるのがつらい」
- 「寝たのにあまりカラダが休まってる感じかしない」
こんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?
このした朝の目覚めの悪さは暴飲暴食で食べ物の消化・吸収に、莫大なエネルギーを浪費してしまうのが原因です。
その結果、睡眠の質が低下し疲れがとれにくくなってしまうのです。
また、血液の質もドロドロになり悪い状態になっています。
しかし、オートファジーダイエットを実践すれば、食べ物の消化・吸収に使う莫大なエネルギーを節約できます。
したがって、睡眠の質が高まりしっかりとカラダを休めることができ、朝の目覚めが爽快になるのです。
⑤:胃が縮まり少食になる
オートファジーダイエットのメリット5つ目は、胃が縮まり少食になることです。
初めはは16時間断食を実践するとお腹がすきますが、慣れてくると胃が小さくなってくるので、お腹を好きにくくなってきます。
また、胃が小さくなるとお腹いっぱいに食べると体調が悪くなるので、結果として少食になっていきます。
オートファジーダイエットのデメリット4選とは?
オートファジーダイエットのデメリット4選は以下のとおりです。
- ①:筋肉量が減る
- ②:暴飲暴食をしてしまう
- ③:好転反応がある
- ④:空腹感がツライ
①:筋肉量が減る
オートファジーダイエットのすると体重が減るので、筋肉量が減ります。
また、25歳~30歳あたりから人間は年を重ねるごとに筋肉量が減っていきます。
例えば、プロのスポーツ選手が年を重ねると思うようなパフォーマンスを発揮できなくなるのは、筋肉量の衰えが原因の1つです。
ですから、オートファジーダイエットをする際は、筋トレやランニングなどの運動もセットで行いましょう。
②:暴飲暴食をしてしまう
オートファジーダイエットは16時間断食をするダイエット法なので、反動で暴飲暴食してしまう可能性が高まります。
いきなり、精製された白米や食パンなどを食べてしまうと血糖値が急上昇して脂肪がつきやすくなってしまいます。
ですから、リバウンドを防ぐためにも16時間断食後の食事は、血糖値が急上昇しな野菜や果物を食べるようにしましょう。
③:好転反応がある
オートファジーダイエットを実践すると、好転反応が起こります。
好転反応とはファスティング(断食)を実践すると起こる症状のことです。
体内に蓄積された老廃物がデトックスされ血液中に流れ込み、肝臓で解毒しきれなくなると起こる症状のことです。
好転反応の主な症状は次のとおりです。
- 頭痛
- イライラ
- 眠気
- 気だるさ
- 吐き気
- 肌荒れ
このように症状がでたら具なしの味噌汁を飲んだり、梅干しを食べたりして塩分を補給すると症状が和らいだりします。
好転反応は体内に蓄積された毒素がデトックスされる過程で起こる症状なので、カラダにとっても悪い症状ではありません。
普段、食生活が乱れている人ほど好転反応の症状がつらくなります。
私はファスティング(断食)をして頭痛、眠気、だるさを感じたら早めに眠るようにしています。
④:空腹感がツライ
オートファジーダイエットに慣れてない初めの頃は空腹感がツライ場合があります。
16時間断食に慣れてくると胃が小さくなり空腹を感じにくくなってきます。
空腹感がツライ場合のおすすめの食べ物や飲み物は以下のとおりです。
- ミネラルウォーター
- ハーブティー
- スムージー、コールドプレスジュース
- 具なし味噌汁
- コーヒー(カフェインが含まれているので1,2杯程度)
- サラダ
- フルーツ(バナナは太るので不可)
- ナッツ類(無塩のもの)
※ヨーグルトやチーズなどの動物性タンパク質は、オートファジーの働きを抑制するのでオススメはできません。
どうしても食べたいときは少しだけにしましょう。※
こうした食べ物や飲み物で空腹感をまぎらわしましょう。
16時間断食の実践で空腹感がツライという方は酵素ドリンクを飲むと空腹感を軽減できます。
また、酵素ドリンクは野菜や果物を発酵させたドリンクなので、健康や美容に欠かせない濃縮されたビタミンやミネラルを簡単に摂取できます。
酵素ドリンクについては、オートファジーダイエットに使う酵素ドリンクおすすめ5選とは?にてご紹介していますので、参考にしてみてください。
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オートファジーダイエットに使う、おすすめ酵素ドリンク7選とは?
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※酵素ドリンクは高額商品なので購入の際には十分、検討をしてください。お金がもったいないと感じる方にはおすすめできません。※
オートファジーダイエットのやり方
ここからはオートファジーダイエットのやり方を解説します。
24時間の間に16時間食べない時間を作る
オートファジーダイエットのやり方は1日(24時間)の間に16時間たべない時間を作り、残りの8時間で食事をするダイエット法です。
16時間の食べない時間に睡眠時間を含めるのが基本的なやり方になります。
オートファジーダイエットのスケジュール3種類を例にあげると以下のとおりです。
- 朝食抜き:20時~12時まで断食、12時~20時まで食事の時間
- 昼食抜き:7時~23時まで断食、23時~7時まで食事の時間
- 夕食抜き:14時~6時まで断食、6時~14時まで食事の時間
この時間とおりにやる必要はありません。
あなたのライフスタイルにあった時間を上記の時間を参考に計画を立ててみましょう。
オートファジーダイエットの詳しいやり方は、>>オートファジーダイエットの成功するやり方のコツ5つを徹底解説を参考にしてみてください。
オートファジーダイエット中の飲み物
オートファジーダイエット中におすすめの飲み物は次のとおりです。
- ミネラルウォーター
- ハーブティー
- 甘酒(砂糖なし)
- スムージー
- コールドプレスジュース
- 酵素ドリンク
オートファジーダイエット中に飲み物には、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富で胃腸に負担をかけない物がおすすめです。
オートファジーダイエット中の飲み物については、オートファジーダイエット(16時間断食)中に飲んでいい飲み物とは?にて詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
オートファジーダイエットでおすすめの食べ物
オートファジーダイエットの8時間は何を食べてもいいと言われていますが、その方法はおすすめしません。
なぜなら、あるていど制限を加えないとカラダに良くないですし、やせない可能性があるからです。
オートファジーダイエットの8時間に食べる、おすすめの食べ物は以下のとおりです。
- 玄米、オートミール、全粒粉パスタ
- 発酵食品
- MCTオイル、亜麻仁油、えごま油
- ま(まめ):豆類、豆腐、納豆
- ご(ごま):種実類、アーモンド、カシューナッツ、
- わ(わかめ):海藻類、わかめ、こんぶ、めかぶ、海苔、もずく
- や(やさい):緑黄色野菜、根菜類、フルーツ
- さ(さかな):しらす、さば、さんま、あじ、いわし
- し(しいたけ):キノコ類、しめじ、エリンギ、舞茸、なめこ
- い(いも):里芋、長芋、さつまいも
ビタミンやミネラル、ファイトケミカル、食物繊維、良質な脂質、タンパク質など栄養素が豊富な食材を中心に食べると健康的にオートファジーダイエットができます。
もちろん、お菓子やカップラーメンなどのジャンクフードを食べてはいけないというわけではありません。
ジャンクフードは代謝が悪くなり太りやすい食品なので、気をつけながら食べるようにしましょう。
まとめ:オートファジーダイエットとは、一石三鳥のダイエット法である
今回はオートファジーダイエットとは何か?について解説しました。
オートファジーダイエットとは何か?のポイントをまとめると次のとおりです。
オートファジーダイエットとは何か?
- オートファジーとは細胞内のデトックス・リサイクル機能
- 16時間断食のこと
- ダイエットだけでなく健康、美容にも効果がる
オートファジーダイエットのメリット
- ①:腸内環境が整う
- ②:脂肪細胞が燃焼する
- ③:老化の予防
- ④:睡眠の質がアップする
- ⑤:胃が縮まり少食になる
オートファジーダイエットのデメリット
- ①:筋肉量が減る
- ②:暴飲暴食をしてしまう
- ③:好転反応がある
- ④:空腹感がツライ
オートファジーダイエットのやり方
- 24時間の内16時間断食、8時間の間に食事をする
- オートファジーダイエットの飲物は胃腸に負担をかけない栄養がある飲み物を飲む
- オートファジーダイエットの食べ物は、「まごわやさしい」を中心に食べる
健康長寿や老化のスピードを遅らせて見た目の若さを維持したい方には、オートファジーダイエットはおすすめのダイエット法です。
ぜひオートファジーダイエットに挑戦してみてください。