オートファジーダイエットをすると、肝臓の脂肪肝は改善しますか?それとも悪化しますか?
教えてください。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- オートファジーダイエットで、肝臓の脂肪肝が改善する3つの理由
- オートファジーダイエットとあわせて行う、肝臓の脂肪肝を改善する習慣4選
結論からいいますとオートファジーダイエットで、肝臓の脂肪肝を改善できます。
また本記事の後半でご紹介する4つの習慣をオートファジーダイエットとあわせて行えば、脂肪肝を始め生活習慣病を予防できるでしょう。
なお、オートファジーダイエットのやり方については、>>オートファジーダイエットの成功するやり方のコツ5つを徹底解説をご覧ください。
またオートファジーダイエットをするなら、空腹力を鍛えられる酵素ドリンクを飲むと無理なく安全に実践できます。
酵素ドリンクについては、>>オートファジーダイエットに使う酵素ドリンクおすすめ5選とは?にて詳しくご紹介しています。
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オートファジーダイエットに使う、おすすめ酵素ドリンク7選とは?
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オートファジーダイエットで肝臓の脂肪肝が改善する3つの理由
オートファジーダイエットで肝臓の脂肪肝が改善する3つの理由は以下のとおりです。
- ①:脂肪が燃焼する
- ②:肝臓を休められる
- ③:デトックスできる
①:脂肪が燃焼する
オートファジーダイエットで肝臓の脂肪肝が改善する理由の1つ目は、ファスティング(断食)開始から10時間後に脂肪の燃焼が始まるからです。
肝臓にはエネルギー源であるブドウ糖が、グリコーゲンとして貯蔵されています。
ファスティング(断食)で空腹の状態を作ると肝臓のグリコーゲン(ブドウ糖)が枯渇し、エネルギー源がブドウ糖から脂肪細胞に切り替わります。
すると肝臓に蓄積した脂肪細胞が燃焼するため、脂肪肝が改善するわけです。
脂肪肝を放置していると、脂肪肝炎→肝硬変→肝臓ガンと進行していくリスクが高まっていきます。
しかも肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、深刻な状態になってからでないとカラダの症状に現れません。
ですから、定期的にオートファジーダイエットをして、内臓脂肪を燃焼させることが大切です。
オートファジーダイエットで脂肪肝を改善することで脂肪肝炎、肝硬変、肝臓ガンなどの深刻な状態を予防できます。
ちなみに脂肪燃焼で作られるエネルギーを「ケトン体」と言います。
脂肪細胞を燃焼して作られるケトン体は、ブドウ糖から作られるエネルギーよりカラダにメリットがあります。
中性脂肪を燃焼して作られるケトン体については、>>断食でブドウ糖からケトン体にエネルギー源が変わるメリットとは?にて詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
②:肝臓を休められる
オートファジーダイエットで肝臓の脂肪肝が改善する理由2つ目は、肝臓を休められるからです。
肝臓は500以上の役割を担っており、働きものの臓器です。
まるでブラック企業の社員のように働きます。
なので肝臓にいい食品を食べることも大切ですか、ファスティング(断食)をして肝臓に休息を与えることも非常に大切です。
私たちも心身を休めるために定期的に休日が必要なように、休みなく重労働している肝臓にも休日は必要なのです。
しかも肝臓は沈黙を貫き通し不平不満を言わないため、悪化するまで症状に現れません。
だからこそ、常日ごろからオートファジーダイエットで肝臓に休みを与えてケアをするのが大切なのです。
ちなみに肝臓の主要な役割を挙げると4つあります。
- アルコールやアンモニアなど有害物質の解毒・分解
- 脂肪の消化・吸収をサポートする胆汁の生成と分泌
- 糖質・脂質・タンパク質といった栄養素の代謝に関与
- ブドウ糖をグリコーゲンに変換して、エネルギーとして貯蓄する
このように肝臓は食べ物を消化・吸収するにあたって、さまざまな役割を担っています。
ですから脂肪肝の肝臓は、機能が低下し疲弊している状態なのです。
だらこそオートファジーダイエットを実行し疲弊した肝臓を休め、本来の機能を取り戻すことが重要になります。
③:デトックスできる
オートファジーダイエットが肝臓の脂肪肝を改善する理由3つ目は、細胞レベルでデトックスできるからです。
食品から摂取した有害物質や老廃物などの毒素は、脂肪細胞に蓄積する傾向があります。
ですから肝臓に蓄積した脂肪細胞にも毒素が蓄積しているわけです。
しかしオートファジーダイエットを実行することで、脂肪細胞の毒素もデトックスできます。
16時間断食でオートファジーが活性化すると、細胞内の劣化したタンパク質やミトコンドリア、有害物質といった毒素が分解されます。
分解されたゴミはエネルギーやタンパク質の材料になのアミノ酸に変換され再利用されます。
つまりオートファジーの活性化で細胞内がキレイになり、細胞が新しく生まれ変わるのです。
ですから脂肪肝に蓄積された毒素も解毒され、オートファジーの活性化によって脂肪肝が改善されるわけです。
こうした3つの理由からオートファジーダイエットの実践で、脂肪肝が改善し健康な肝臓を取り戻せるのです。
なお、オートファジーの仕組みについて詳しく知りたい方は、>>オートファジーとは?簡単にわかりやすく仕組みを解説を参考にしてみてください。
オートファジーダイエットとあわせて行う肝臓の脂肪肝を改善する4つの習慣
オートファジーダイエットとあわせて行うと、肝臓の脂肪肝が改善する習慣は以下のとおりです。
- 習慣①:糖質や脂質を控えめにする
- 習慣②:お酒を控えめにする
- 習慣③:野菜や果物を多めに食べる
- 習慣④:有酸素運動をする
この4つの習慣をオートファジーダイエットとあわせて実行すれば、脂肪肝の改善や生活習慣病の予防にもつながります。
ではそれぞれの習慣について具体的に解説していきます。
①:糖質や脂質を控えめにする
肝臓の脂肪肝を改善する1つ目の習慣は、糖質や脂質を控えめにすることです。
なぜなら、アルコール飲料以外での脂肪肝の主な原因が糖質や脂質の摂りすぎだからです。
アルコール飲料やウイルスなどを原因としない脂肪肝を、非アルコール性脂肪肝(NAFLD/ナッフルディー)と呼びます。
脂肪肝の人は推定で成人の3人に1人の割合で存在するといわれています。
糖質とは精製された白い炭水化物と添加物の甘味料のことです。
- 精製された白い炭水化物:白米、白いパン、パスタ、そうめん、ラーメン、うどん
- 甘味料:白砂糖、ブドウ糖果糖液糖、果糖ぶどう糖液糖、異性化糖
- 添加物の甘味料:アステルパーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム
これらの糖質は精製・加工されており食物繊維が含まれていないため、血糖値が急上昇します。
そのため血糖値を下げるために、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが過剰に分泌されます。
インスリンが過剰に分泌されると、血中の糖分が中性脂肪に変換され、脂肪細胞としてカラダに蓄えられるわけです。
その結果、内臓脂肪が増えてしまい脂肪肝になってしまうのです。
しかもインスリンの過剰分泌は、多くの活性酸素を発生させ血管を傷つけ動脈硬化の原因になります。
精製された白い糖質を摂りすぎると、脂肪肝だけではなく、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症のリスクが高まってしまうのです。
また脂質の摂りすぎで特に気をつけなければならないのは、トランス脂肪と乳製品です。
トランス脂肪酸とは、以下のような油脂に含まれています。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、マヨネーズ、調整ラード(牛脂、豚脂)、植物性油脂
トランス脂肪酸は肝臓にダメージを与え善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすと指摘されています。
アメリカやカナダでは人体に悪影響を及ぼすことから、トランス脂肪酸の使用が完全に禁止されています。
しかし、日本では規制がないためお菓子やアイス、スイーツ、パン、冷凍・加工食品など、ほとんどの食品に使用されいるため注意が必要です。
また牛乳やチーズ、ヨーグルト、生クリームなどの乳製品には、脂質である飽和脂肪酸が多く含まれています。
飽和脂肪酸は脂肪肝の発症や進展に悪影響を及ぼしてしまうのです。
このように当たり前のように食べてる食品には、脂肪肝の原因である糖質や脂質が多く含まれているので、食べすぎには気をつけましょう。
②:お酒を控えめにする
肝臓の脂肪肝を改善する2つ目の習慣は、お酒を控えめにすることです。
お酒などのアルコール飲料の飲み過ぎでなる脂肪肝を、「アルコール性脂肪肝」と呼ばれています。
アルコール性脂肪肝が進行するとアルコール性肝炎(ASH)→肝繊維症→肝硬変→肝臓ガンというように悪化していきます。
沈黙の臓器である肝臓は、脂肪肝が悪化しないうちに対策を打つのが大切です。
ですのでお酒を飲むのであれば1日の安全な飲酒量を把握して飲むようにしましょう。
1日の適正な飲酒量は、純アルコールで男性が20g、女性が10gにすることが推奨されています。
- ビール・・・中ビン1本(500ml)
- 日本酒・・・1合(180ml)
- チューハイ・・・アルコール度数7%のもの1缶(350ml)
- ワイン・・・グラス2杯(200ml)
- 焼酎・・・グラス1/2杯(100ml)
- ウイスキー・・・ダブル1杯(60ml)
※女性の1日の適正な飲酒量は上記の半分
また体質によっては人それぞれ1日の適正な飲酒量は変わるので、あなたの適正量を把握しましょう。
③:野菜や果物を多めに食べる
肝臓の脂肪肝を改善する3つ目の習慣は、野菜や果物を多めに食べることです。
生の野菜や果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、食物酵素、ファイトケミカル(抗酸化物質)など豊富に含まれています。
こうした栄養素は新陳代謝を上げ肝臓にもよく健康増進のサポートをしてくれます。
また食物酵素や食物繊維が豊富な果物や生野菜を始めに食べると、血糖値が上がりずらくなるため脂肪がつきにくくなります。
それに加えて大豆製品(納豆、豆腐、豆乳)やナッツ類、海藻類、キノコ類も食べればバランス良く栄養素が補給できます。
この中でも特に肝臓に良いといわれている食品は以下のとおりです。
- わかめ・・・脂肪肝の進行を抑えて、肝臓の炎症を防ぐことに役立つ。また、カルシウム、食物繊維が豊富
- アボカド・・・肝臓で働く抗酸化物質グルタチオンが豊富
- アブラナ科の野菜・・・キャベツ、大根、ブロッコリー、カリフラワー、チンゲン菜、ケール、カブ
- 大豆製品・・・納豆、豆乳、豆腐などで良質な植物性タンパク質が摂れる
肝臓の脂肪肝を改善するためにも野菜、果物、ナッツ類、大豆製品、海藻類、キノコ類を積極的に食べるようにしましょう。
④:有酸素運動を行う
肝臓の脂肪肝を改善する習慣4つ目は、有酸素運動を行うことです。
有酸素運動とはウォーキング、ジョキング、エアロビクス、水泳など長時間、継続して行う運動を指します。
有酸素運動で脂肪燃焼を実感するには、毎日30分以上を1ヵ月~3ヵ月の期間が必要です。
運動になれていない方は、体力作りのために週に2回~3回の30分の有酸素運動から始めるのがオススメです。
少しずつハードルを上げて行くのが憂鬱にならずに継続できる秘訣です。
逆に初めから目標を高くしすぎるとカラダがついていかなくなり、憂鬱になって挫折してしまいます。
なぜなら人間の脳は急激な変化に強いストレスを感じ拒絶反応を起こすからです。
また併せて筋トレをやるとさらに脂肪燃焼の効果が期待できます。
まとめ:オートファジーダイエットは肝臓の脂肪肝を改善します
今回はオートファジーダイエットで、肝臓の脂肪肝が改善する3つの理由について解説しました。
オートファジーダイエットで肝臓の脂肪肝が改善する3つの理由
- ①:脂肪が燃焼する
- ②:肝臓に休められる
- ③:デトックスできる
またオートファジーダイエットとあわせて行う脂肪肝を改善する4つの習慣は、
- 習慣①:糖質や脂質を控えめにする
- 習慣②:お酒を控えめにする
- 習慣③:野菜や果物を多めに食べる
- 習慣④:有酸素運動をする
上記を実践すれば肝臓の脂肪肝も改善されるでしょう。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、深刻な状態にならないと症状に現れません。
しんかも肝臓の炎症が慢性化して、最後に壊死して元には戻らなくなってしまいます。
ですから、日頃からオートファジーダイエットや脂肪肝を改善する4つの習慣を実践して、あなたの肝臓を労わってあげましょう。
オートファジーダイエットを実行するなら、以下の記事も参考にしてみてください▼
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