ミトコンドリアを増やすにはファスティング(断食)が効果的と聞きました!
なぜファスティング(断食)がミトコンドリアを増やすのか教えてください。
また、そもそもミトコンドリアって何ですか?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ファスティング(断食)で増えるミトコンドリアとは?
- ミトコンドリアを増やすにはファスティング(断食)がいい理由とは?
- ファスティング(断食)と合わせて行うミトコンドリアを増やす3つの方法
本記事を読めばなぜファスティング(断食)をするとミトコンドリアが増えるのかその仕組みがわかります。
あなたもファスティング(断食)を実践して、新しく質のいいミトコンドリアを増やして、元気で若々しい健康なカラダを手に入れてください。
そもそもファスティング(断食)って何?って方は、「ファスティング(断食)とは何か?方法から効果までを解説」をご覧ください。
なお、ファスティング(断食)や1日1食、16時間断食を行うなら酵素ドリンクがオススメです。
酵素ドリンクを使うと寺で行う苦行のような断食ではなく、自宅で無理なく安全にファスティングができます。
また、ファスティング(断食)中の食べ物が食べれないとうストレスを軽減できます。
酵素ドリンクについては、下記の記事を参考にしてみてください。
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ファスティング(断食)で増えるミトコンドリアとは?
まず初めにファスティング(断食)で増えるミトコンドリアとは何か?については解説していきます。
ファスティング(断食)で増えるミトコンドリアとは、
- ミトコンドリアとは細胞内小器官のこと
- ミトコンドリアとは人間が活動するエネルギーを作り出している
こうした特徴があります。
ではミトコンドリアについて詳しく解説していきます。
ミトコンドリアとは細胞内小器官
ミトコンドリアとは細胞内に存在している細胞内小器官のことです。
人間の身体は、約60兆個の細胞で作られています。
余談ですが最近では人間のカラダは、37兆個から作られているという説もあります。
2013年11月にイタリアの生物学者エヴァ・ビアンコニ博士らの論文『人体生物学紀要』で、人間のカラダの細胞は約37兆2000億個で、成り立っていると発表しています。
約37兆個の細胞1つ1つの中に存在しているのが、細胞内小器官のミトコンドリアになります。
1つの細胞にミトコンドリアは数百~数千個ほど存在して、人間が活動するエネルギーを生成しています。
その他には、細胞内には以下のような細胞内小器官が存在しています。
- DNAの遺伝情報を格納した「細胞核」
- 脂質二重層で覆われた「細胞膜」
- タンパク質の合成や分泌を促す「リボソームや小胞体」
- 熱エネルギー代謝やコレステロール、胆汁酸を合成する「ペルオキシソーム」
- タンパク質を消化する器官「リソソーム」
- タンパク質の濃度を向上させる「ゴルジ体」
このような細胞内小器官(オルガネラ)が細胞内に存在し、1つ1つの細胞が成り立っています。
ミトコンドリアは人間が活動するエネルギー(ATP)を生成する
細胞内に存在するミトコンドリアは、人間が活動するエネルギー(ATP)を作り出す役割を担っています。
ミトコンドリアが正常に働き多くのエネルギーを作り出すことで、人間が元気に活動することができるのです。
カラダに必要なエネルギーの95%をミトコンドリアが作り出しています。
このミトコンドリアで生成されたエネルギー分子を、ATP(アデノシン三リン酸)という単位で表します。
ミトコンドリアを例えるなら、エネルギーを作り出す「エネルギー発電所」のようなものです。
エネルギー生成に必要な材料には、人間が吸う「酸素」と食べ物から摂取する「ブドウ糖」や「脂肪酸」を利用しています。
このように、細胞小器官ミトコンドリアでは人間が活動するために必要な、エネルギー(ATP)を生成する重要な働きを担っています。
ミトコンドリアを増やすには、ファスティング(断食)がいい3つの理由
なぜ、ミトコンドリアを増やすには、ファスティング(断食)がいいのでしょうか?
それには以下の3つの理由があります。
- ①:オートファジーが活性化し、新しいミトコンドリアを増える
- ②:エネルギー源がケトン体に変化しミトコンドリアが活性化する
- ③:新しいミトコンドリアが増えるとさまざまなメリットが得られる
ではミトコンドリアを増やすには、ファスティング(断食)がいい理由について詳しく見ていきましょう。
①:オートファジーが活性化し、新しいミトコンドリアが増える
1つ目の理由はファスティング(断食)をするとオートファジーが活性化し、新しいミトコンドリアが増えるからです。
まずオートファジーが活性化すると、細胞内の劣化したミトコンドリアが選択的に除去されます。
そして新しく質のいいミトコンドリアの数が増えていきます。
新しく質のいいミトコンドリアの数が増えると活動するエネルギーや抗酸化酵素を多く作り出します。
活動するエネルギーの生成量が増えると疲れづらくなり、スタミナがついて元気なカラダをキープできます。
また抗酸化酵素が増えると細胞の老化や病気の原因になる活性酸素を攻撃して無害化してくれます。
その結果、老化や生活習慣病を予防し、若々しく健康がカラダを維持できるのです。
一方で劣化したミトコンドリアは、エネルギーの生成量が少なく、大量の活性酸素を発生させる特徴があります。
つまり細胞内のミトコンドリアが劣化していると、カラダが疲れやすくなったり老化を加速させたりします。
このように劣化したミトコンドリアを除去して、新しく質のいいミトコンドリアを増やすには、ファスティング(断食)が効果的なのです。
②:エネルギー源がケトン体に変わり、ミトコンドリアが活性化する
理由2つ目はファスティング(断食)をするとエネルギー源がケトン体に変わり、ミトコンドリアが活性化するからです。
通常、私たちは主に白い精製された炭水化物(白米、パン、パスタ、うどん、パスタ、麺類)などを食べ、ブドウ糖をエネルギー源して活動しています。
しかし、ブドウ糖を燃料にしてミトコンドリアでエネルギー(ATP)を産生すると、活性酸素を多く発生させてしまいます。
その結果、劣化したミトコンドリアが増えてしまい正常なミトコンドリアの量が減ってしまうのです。
そしてカラダは疲れやすくなったり老化が加速して生活習慣病のリスクが高まったりしてしまいます。
一方で、中性脂肪をエネルギー源にした「ケトン体」は、クリーンなエネルギー源なので活性酸素を発生させません。
ファスティング(断食)をすると、約10時間で肝臓や筋肉に蓄えられたブドウ糖が枯渇し始めます。
すると、脂肪細胞が燃焼し肝臓で分解されて、エネルギー源が「ケトン体」に切り替わります。
ケトン体で作り出されるエネルギーは、ブドウ糖で作り出されるエネルギーの約19倍にもなります。
またケトン体は血液脳関門を通過できるため、脳のエネルギー源にもなり頭脳が明晰になったり集中力が増したりします。
ケトン体はクリーンなエネルギー源なので、ミトコンドリアでエネルギーを産生するとミトコンドリアが活性化され量が増加するので疲れにくい身体になります。
ケトン体について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
-
ファスティング(断食)で増えるケトン体とは?いつから増えるの?
続きを見る
③:新しいミトコンドリアが増えると、さまざまなメリットが得られる
理由3つ目はファスティング(断食)で新しく質のいいミトコンドリアが増えると、さまざまなメリットが得られるからです。
新しく質のいいミトコンドリアが増えると以下のようなメリットが得られます。
- カラダが疲れにくくなりスタミナがつく
- 朝の目覚めが良くなる
- 老化のスピードが遅くなり若々しさを維持できる
- 妊活中の夫婦のためのカラダ作りができる
このようにミトコンドリアを増やすと、体力面、美容面、夫婦生活のメリットが得られるのです。
ファスティング(断食)のメリット・デメリットについては、>>ファスティング(断食)のメリット・デメリットとは?にてご紹介していますので、チェックしてみてください。
-
ファスティング(断食)のメリット・デメリットとは?
続きを見る
ファスティング(断食)と合わせて行うミトコンドリアを増やす3つの方法
ファスティング(断食)と合わせて行うとよりミトコンドリアを活性化できる方法が3つあります。
- ①:有酸素運動の習慣化
- ②:サウナの後に水風呂に入る
- ③:過食を控えて少食の習慣化
①:有酸素運動の習慣化
ミトコンドリアを増やす方法1つ目は、有酸素運動を習慣化することです。
ランニングやウォーキング、水泳などの有酸素運動を行うとミトコンドリアを増やすことができます。
なぜなら、ミトコンドリアは持久力の運動に使う赤筋(せっきん)に、多く含まれているからです。
持久力の赤筋がきたえられる有酸素運動をすることで、最大50%細胞内のミトコンドリアを増やすことができます。
注意していただきたいのが、無理をしすぎない適度な有酸素運動をすることです。
無理をしすぎると身体に負担がかかってしまいますし、継続することができません。
例えば、私の場合ですと1日、約3キロのランニングやウォーキングをしています。
ただカラダができていなかったときは、1日1キロ程度のランニングやウォーキングに控えてました。
もちろん体調が悪かったり、気がむかないときはランニングからウォーキングに切り替えたり休んだりします。
自分が継続できるトレーニングメニューを考えて実践するのがおススメです。
②:サウナの後に水風呂に入る
ミトコンドリアを増やす2つ目の方法はサウナの後に水風呂に入る方法です。
どうしても冬の運動は苦手な方はサウナに入って身体を温めたあと、水風呂に入って身体を冷やすという方法がおススメです。
サウナは大量に汗がでるので、老廃物の排出とミトコンドリアの活性化の一石二鳥になります。
3.過食を控えて、少食を習慣化する
ミトコンドリアを増やす方法3つ目は、過食を控えて少食を習慣化することです。
なぜなら過食を繰り返していると、血液がドロドロになってしまい劣化したミトコンドリアが増えてしまうからです。
ちなみに、以下の食品を食べすぎるとミトコンドリの数を減らしてしまうので注意が必要です。
- 精製された炭水化物(白米、パン、うどん、パスタなど)
- 動物性たんぱく質(肉、魚、卵、牛乳・乳製品など)
- お菓子・ジュース・カップラーメンなどの
- カフェイン・アルコールなど
このような食品に偏ると、血液がドロドロになってしまいます。
人間の血管の93%が毛細血管で成り立っているので、血流が悪くなると毛細血管を詰まらせてしまいます。
すると活性酸素の発生でミトコンドリアの数も減少してしまい、免疫力が低下して疲れやすくなったり、アレルギーや病気にかかるリスク高まります。
一方で、16時間断食や1日1食といった少食を定期的に行うと、新しいミトコンドリアを増やすことができます。
なぜならオートファジーが活性化して、エネルギー源がケトン体に変わる頻度が増えるからです。
また、できるだけ植物性食品(野菜、果物、海藻類、キノコ類、ナッツ類)を多く食べることをおススメします。
植物性食品には抗酸化作用があるビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、食物繊維が豊富に含まれています。
これらの栄養素はミトコンドリアが大好きな栄養源なので、ミトコンドリアを活性化して増やすことができます。
まとめ:ミトコンドリアを増やすにはファスティング(断食)が効果的
今回はミトコンドリアを増やすにはファスティング(断食)がいい3つの理由とは?について解説してきました。
本位記事のポイントをまとめると以下のとおりです。
ミトコンドリアを増やすにはファスティング(断食)がいい3つの理由
- ①:オートファジーが活性化し、新しいミトコンドリアを増える
- ②:エネルギー源がケトン体に変化しミトコンドリアが活性化する
- ③:新しいミトコンドリアが増えるとさまざまなメリットが得られる
ファスティング(断食)と合わせて行うミトコンドリアを増やす3つの方法
- ①:有酸素運動の習慣化
- ②:サウナの後に水風呂に入る
- ③:過食を控えて少食の習慣化
ぜひファスティング(断食)を実践して疲れしらず、病気しらず、老い知らずの健康で元気なカラダを手に入れてください。
あなたが、もしファスティング(断食)や16時間断食を試してみたいと思うなら、酵素ドリンクを使ったファスティングがおすすめです。
ファスティング(断食)におすすめの酵素ドリンクについては、>>ファスティング(断食)3日間におすすめの無添加酵素ドリンク7選とは?にてご紹介していますのでチェックしてみてください。
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