最近、疲れやす、スタミナがなくなった、集中できない、忘れっぽい。
あなたは、このような症状を感じることがありませんか?
体調が悪いとイライラしたり落ち込んだりとメンタルまで悪い影響を受けてしまいます。
このような症状は細胞内の不良ミトコンドリアが増え、正常なミトコンドリアの数が減少しているのが原因です。
正常なミトコンドリアを増やすには、断食(ファスティング)を実践するのが有効です。
私も30代後半から疲れやすくなり、腰痛、肩の痛み、原因不明の咳、スタミナの低下に悩んでいました。
断食(ファスティング)の本を読んだきっかけで、3日間と5日間の断食(ファスティング)したところ、体調がよくなり悩みが解消されました。
この記事ではミトコンドリアの役割や働き、断食(ファスティング)でミトコンドリアを増やすメリットについて解説していきます。
ファスティング(断食)のさまざまな健康や美容効果が知りたい方は、>>ファスティング(断食)のスゴイ効果19選を紹介【最強の健康法】にて詳しく解説していますので、ご覧ください。
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ファスティング(断食)の驚きの効果19選とは?【最強の健康法】
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断食(ファスティング)で増えるミトコンドリアとは何か?
ミトコンドリアって聞いたことあるけど、何なのか、どこにあるのか、どんな働きをするのか、具体的にわからない方が多いのではないでしょうか?
そんな方のために、まずはミトコンドリアとは何なのか?について具体的に解説していきます。
細胞の中にある小器官ミトコンドリアとは?
私たち人間の身体は、約37兆個の細胞で作られています。
以前は約60兆個の細胞で、人間の身体が作られているという説がありました。
しかし、2013年11月にイタリアの生物学者エヴァ・ビアンコニ博士らの論文『人体生物学紀要』で、人間の身体の細胞は約37兆2000億個で、成り立っていると発表されています。
約37兆個の細胞1つ1つの中に存在している小器官の1つがミトコンドリアになります。
その他には、以下のような細胞内小器官が存在しています。
- DNAの遺伝情報を格納した「細胞核」
- 脂質二重層で覆われた「細胞膜」
- タンパク質の合成や分泌を促す「リボソームや小胞体」
- 熱エネルギー代謝やコレステロール、胆汁酸を合成する「ペルオキシソーム」
- タンパク質を消化する器官「リソソーム」
- タンパク質の濃度を向上させる「ゴルジ体」
このような細胞内小器官(オルガネラ)で、1つ1つの細胞が成り立っています。
ミトコンドリアは1個の細胞に約数百から数千個、存在しています。
ミトコンドリアはエネルギー(ATP)を作り出す役割がある
私たち人間は、考えたり、仕事をしたり、運動をしたりなど常にエネルギーを必要とし消費していますよね。
細胞小器官ミトコンドリアでは、人間が生きるために必要なエネルギー(ATP)を産生しています。
身体に必要なエネルギーの95%をミトコンドリアで産生しています。
このミトコンドリアで産生されたエネルギー分子を、ATP(アデノシン三リン酸)という単位で表します。
ミトコンドリアを例えるなら、エネルギーを作り出す「エネルギー工場」のようなものです。
エネルギーの産生に必要な材料には、人間が吸う「酸素」と食べ物から摂取する「ブドウ糖」や「脂肪酸」を利用しています。
このように、細胞小器官ミトコンドリアでは人間が活動するために必要な、エネルギー(ATP)を産生する重要な働きをしています。
断食(ファスティング)をするとミトコンドリアが増える理由
なぜ、断食(ファスティング)をすると、ミトコンドリアが活性化され量が増えるのでしょうか?
それは、ミトコンドリアでエネルギーを産生するエネルギー源が、「ブドウ糖」から「ケトン体」に切り替わるからです。
私たちは、主に白砂糖や主食と言われる白米やパン、うどん、パスタなどの炭水化物などの糖質を消化・分解したブドウ糖をエネルギー源にしています。
しかし、ブドウ糖を燃料にしてミトコンドリアでエネルギー(ATP)を産生すると、活性酸素が多く発生させてしまいます。
活性酸素とは細胞の老化を促進させたり、免疫力を低下させて病気にかかりやすくなるマイナス作用があります。
つまり、ブドウ糖は質の悪いエネルギー源なので、過食や暴飲暴食などをすると不良ミトコンドリアが増えて正常なミトコンドリアの量が減ってしまい、疲れやすい身体になってしまいます。
それに対して、中性脂肪をエネルギー源にした「ケトン体」は、クリーンなエネルギー源なので活性酸素を発生させません。
断食(ファスティング)をすると、8時間で体内のブドウ糖が枯渇します。
すると、中性脂肪が肝臓で分解されて、エネルギー源が「ケトン体」に切り替わります。
先ほどを言いましたが、ケトン体はクリーンなエネルギー源なので、ミトコンドリアでエネルギーを産生するとミトコンドリアが活性化され量が増加するので疲れにくい身体になります。
ケトン体について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
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断食でブドウ糖からケトン体にエネルギー源が変わるメリットとは?
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断食以外でミトコンドリアを増やす3つの方法
断食(ファスティング)以外にも、ミトコンドリアを活性化して増やす方法が3つあります。
断食(ファスティング)と合わせて実践することで、あなたの細胞内のミトコンドリアが増え健康で若々しい「ミラクルボディ」を保ち続けることができます。
1.有酸素運動
ランニングやウォーキング、水泳などの有酸素運動を行うとミトコンドリアを増やすことができます。
なぜなら、ミトコンドリアは持久力の運動に使う赤筋(せっきん)に、多く含まれているからです。
持久力の赤筋がきたえられる有酸素運動をすることで、最大50%細胞内のミトコンドリアを増やすことができます。
注意していただきたいのが、無理をしすぎない適度な有酸素運動をすることです。
無理をしすぎると身体に負担がかかってしまいますし、継続することができません。

もちろん体調が悪かったり、気がむかないときはランニングからウォーキングに切り替えたり休んだりします。
自分が継続できるトレーニングメニューを考えて実践するのがおススメです。
2.寒さを感じるとミトコンドリアが増える
ミトコンドリアは寒さを好むので、水泳や冬にランニング、ウォーキングなど有酸素運動をすると、ミトコンドリアを増やすのに効果的な方法の1つです。
また、どうしても冬の運動は苦手な方はサウナに入って身体を温めたあと、水風呂に入って身体を冷やすという方法がおススメです。
サウナな大量に汗がでるので、老廃物の排出とミトコンドリアの活性化の一石二鳥になります。
3.過食を控えて、できるだけ少食にする。
過食や暴飲暴食を繰り返していると、血液がドロドロになったり体内で活性酸素が活発になったりして、不良ミトコンドリアが増えてしまいます。
細胞の中の不良ミトコンドリアが増えると、さらに活性酸素が発生して細胞の老化を加速させてしまい病気にかかりやすくなってしまいます。
それに対して、1日2食や腹7分程度に食事を少なめにして少食にすると、消化に使うエネルギーを抑えられます。
すると余ったエネルギーで細胞の修復や毒素の排出など、自然治癒力に利用することができます。
ちなみに、以下の食品を食べすぎるとミトコンドリの数を減らしてしまうので注意が必要です。
- 精製された炭水化物(白米、パン、うどん、パスタなど)
- 動物性たんぱく質(肉、魚、卵、牛乳・乳製品など)
- お菓子・ジュース・カップラーメンなどの
- カフェイン・アルコールなど
このような食品に偏ると、血液がドロドロになってしまいます。
人間の血管の93%が毛細血管で成り立っているので、血流が悪くなると毛細血管を詰まらせてしまいます。
すると活性酸素の発生でミトコンドリアの数も減少してしまい、免疫力が低下して疲れやすくなったり、アレルギーや病気にかかるリスク高まります。
ですから、できるだけ植物性食品(野菜、果物、海藻類、キノコ類)を多く食べることをおススメします。
植物性食品には抗酸化作用があるビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、食物繊維が豊富に含まれています。
これらの栄養素はミトコンドリアが大好きな栄養源なので、ミトコンドリアを活性化して増やすことができます。
断食(ファスティング)でミトコンドリアを増やすメリットとは?
断食(ファスティング)を定期的に実践してミトコンドリを増やせば、3つのメリットがあります。
- 身体が軽くなり元気になる
- 老化を遅らせ若々しさを保てる
- 健康的に美しくダイエットができる
1.身体が軽くなり元気になる
断食(ファスティング)を定期的実践して、ミトコンドリアが増えれば、身体が軽くなり元気がでます。
なぜなら食べ物を消化して分解する「消化酵素」の消費が抑えられ、身体をセルフクリーニングする「代謝酵素」が活性化するからです。
「代謝酵素」は身体に溜まった有害物質や老廃物を汗や尿から排出したり、傷ついた細胞を修復してくれます。
また断食(ファスティング)してから8時間以上、経つとエネルギー源がブドウ糖からケトン体に切り替わるり、ミトコンドリアで多くのエネルギー(ATP)が産生されます。
ブドウ糖が燃料の場合、ミトコンドリアで産生されるエネルギー(ATP)は1分子あたり36ATPのエネルギーが産生されます。
一方、ケトン体が燃料の場合はミトコンドリアで産生されるエネルギーは1分子あたり129ATPのエネルギーが産生されます。
つまり、ミトコンドリアで産生されるエネルギー(ATP)はブドウ糖よりケトン体の方が、3.6倍多いことがわかります。
このように、断食(ファスティング)をすると体内がセルフクリーニングされキレイになり、ミトコンドリアから多くのエネルギーが産生されるので、健康の保持、健康の増進につながり元気でいられるのです。
2.老化を遅らせ若々しさを保てる
2つめのメリットは、老化のスピードが遅くなり若々しさを保つことができます。
その理由は、断食(ファスティング)を実践して、空腹・飢餓(きが)状態になると、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)のスイッチがオンになるからです。
長寿遺伝子が活性化すると、酵素がバリアを作って老化や病気の原因になる活性酸素や紫外線から、細胞を保護してくれます。
また、細胞内でシミやシワになる原因の活性酸素を発生させる不良ミトコンドリアを分解してくれます。
その結果、ハリのありキメの細かい若々しい肌を、保つことが可能になります。
3.健康的に美しくダイエットができる。
3つめのメリットが、断食(ファスティング)をすると、健康的に美しくダイエットすることができます。
なぜなら、断食(ファスティング)をすると腸内環境を、キレイな状態に保つことができるからです。
「お肌は腸内環境の鏡」というような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
最近の研究では腸内環境と肌年齢が密接な関係があることがわかっています。
断食(ファスティング)をすると「オートファジー」が働き、体内の不良ミトコンドリアや不良タンパク質などの汚れた細胞をキレイに掃除をして、新しい細胞に再利用してくれます。
このように腸内環境をキレイに保つことで、周囲からうらやましがられる美肌を手にいれることができます。
キレイな美肌は清潔感がありモテる要素の1つになるのではないでしょうか?

若々しい美肌を保つためには身体の外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。
断食(ファスティング)やプチ断食を定期的にすることで、オートファジーが活性化しセルフクリーニングが働きます。

また自分でいうのもなんですが、ファスティングのおかげもあり私は肌がキレイな方だと思います。
現在、40代ですが断食(ファスティング)を取り入れてからはカラダの調子がよく快適に生活しています。
断食(ファスティング)すると活性化するオートファジーについては、下記の記事をご覧ください。
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ファスティング(断食)で活性化する奇跡のオートファジーとは?ノーベル賞で証明された仕組みを簡単に解説!
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まとめ
あなたの細胞内に存在するミトコンドリアを活性化することが、健康の保持や若々しさを保ち続けることにつながります。
そして病院や薬に頼らない身体作りにもなります。
30代、40代、50代、と年を重ねると消化機能が衰えて、若い頃と同じような食生活をしていると、身体に有害物質や老廃物などの毒素がたまってきてしまいます。
すると、私のように疲れやすくなったり、腰が痛くなった、目覚めが悪くなったり、四十肩になったりと次々に身体に不調が出てきてしまいます。
断食(ファスティング)やプチ断食を定期的に実践することで、体内がセルフクリーニングされ身体にたまった毒素が排出されます。
するとエネルギー工場のミトコンドリが活性化され多くのエネルギーが産生され元気に生活することができます。
あなたが、もし断食やプチ断食(ファスティング)を試してみたいと思うなら、酵素ドリンクを使ったファスティングをおススメします。
ファスティング(断食)は酵素ドリンクを飲むことで、効果的に実践できます。酵素ドリンクについては、>>人気の無添加酵素ドリンクおすすめ7選|飲みやすい通販売れ筋商品とは?にてご紹介していますのでチェックしていみてください。
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