ファスティング(断食)について何も知りません。
ファスティング(断食)の方法や効果について教えてください。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ファスティング(断食)とは何か?
- ファスティング(断食)の正しい方法とは?
- ファスティング(断食)の時間や日数の種類
- ファスティング(断食)の効果16選とは?
- ファスティング(断食)はこんな人にオススメ
本サイトの運営者
ファスティングアドバイザーのシュンです。
私はファスティングの資格をもっています。
2018年に体調不良がきっかけでファスティング(断食)を生活習慣に取り入れました。
意識的に空腹の時間をつくり空腹力を鍛えれば、自然治癒力が高まり体重が減り元気で健康なカラダが手に入ります。
本記事の内容はファスティング(断食)がダイエットだけでなく、健康や美容にも効果がある理由から、ファスティング(断食)の方法について具体的に解説しています。
ファスティング(断食)の基礎知識になる入門編なので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、生命活動の源である体内酵素については、「酵素とは何か?体内酵素の働きと量を増やす3つの方法を簡単に解説」をご覧ください。
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ファスティング(断食)とは何か?カラダが整う3つの理由
近年、短期間で痩せられるダイエット法として注目を集めているファスティング(断食)。
ファスティング(fasting)とは、日本語に訳すと断食のことです。
あなたは断食と聞くと宗教的な儀式や修行のようなイメージするのではないでしょうか?
有名なのがイスラム教のラマダンですが、日の出から日没まで飲食が禁止になります。
イスラム教のラマダンでの断食は、自分自身を強くしたり、欲望を抑えて意志を鍛える、普段の悪習を直すといった目的があります。
ですが、近年、ダイエットでのファスティングと断食の言葉の意味に違いはありません。
ファスティング(断食)は、ダイエットだけではなく、カラダを整え健康や美容にも効果が期待できます。
ファスティング(断食)は12時間~数日間、水や酵素ドリンクなど飲み物だけで過ごすダイエット法であり健康法でもあります。
アメリカやロシア、日本のクリニックでは、ファスティング(断食)が病気の治療法の1つとして用いられています。
では、なぜファスティング(断食)をするとカラダが整い健康になれるのでしょうか?
それには以下の3つの理由があります。
ファスティング(断食)をするとカラダが整い健康になる3つの理由
- 理由①:自然治癒力が最大限に高まる
- 理由②:細胞レベルでカラダがデトックスされる
- 理由③:疲れた内臓を休め、内臓機能が回復する
では、ファスティング(断食)がカラダを整える理由について見ていきましょう。
理由①:自然治癒力が最大限に高まる
ファスティング(断食)がカラダを整える理由1つ目は、自然治癒力が最大限に高まるからです。
なぜファスティング(断食)をすると、自然治癒力が高まるのでしょうか?
それはカラダを整える代謝酵素が活性化するからです。
体内酵素には大きく分けて、「消化酵素」と「代謝酵素」が働いています。
消化酵素とは主に以下のようは働きをしています。
消化酵素の働き
- アミラーゼ・・・デンプン(糖質)を分解する消化酵素
- ペプシン・・・タンパク質を分解する消化酵素
- リパーゼ・・・脂肪を分解する消化酵素
つまり消化酵素とは、食べ物を消化・分解する酵素のことです。
一方で代謝酵素とは以下のような働きをしています。
代謝酵素の働き
- 体内の新陳代謝を促す、脂肪の燃焼
- 体内に蓄積された毒素を分解し排出する
- 炎症した細胞を修復
- 細胞を破壊する活性酸素を除去
- 白血球が活性化し免疫力強化
- 血液を浄化してサラサラにする
このように代謝酵素にはカラダを整えを健康を維持・増進する働きがあります。
体内酵素の消化酵素と代謝酵素は、密接に関係してます。
そして体内酵素の1日に分泌される量、一生に分泌される量がある程度決まって増えることはありません。
例えば慢性的な暴飲暴食を続くと消化酵素が膨大に消費されます。
するとカラダを整えて健康を維持する代謝酵素が働かなくなってしまうのです。
代謝酵素が体内で働かなくなると、カラダに以下のような症状や不調が現れます。
- 老化が進行(シミ、シワ、白髪、抜け毛の増加)、特に40代をすぎると差が出る
- 身体の細胞が酸化・糖化し慢性炎症を引き起こす
- 免疫力の低下で風邪・生活習慣病のリスクが高まる
- ニキビ・アトピー・花粉症などのアレルギー体質になる
- 自律神経が乱れストレス耐性の低下(不安定な精神状態、うつ病)
一方でファスティング(断食)で食事を断つと、消化酵素が全く消費されないため、全て代謝酵素に使い回すことがでるのです。
したがって、代謝酵素が活性化して自然治癒力が最大限に高まるというわけです。
若いころは体内酵素(消化酵素・代謝酵素)の働きが活発なため、暴飲暴食をしてもカラダの回復が速いですよね。
しかし30代後半から40代にかけて体内酵素の働きが悪くなってきます。
中年になり暴飲暴食をすると食べ物が消化しきれず体内で腐敗し、活性化酸素が大量に発生します。
すると老化の進行を速めたり生活習慣病を発症するリスクが高ってしまうのです。
ですから意識的に空腹の時間を作り空腹力を鍛えることが、代謝酵素を活性化し健康で若々しいカラダを保つ秘訣なのです。
ファスティング(断食)をして空腹の時間を作れば、代謝酵素が活性化し以下のようなメリットがあります。
- 年を重ねても病気しらず、不調しらずの元気で健康的なカラダを保てる
- 老化を進行を遅らせ若々しい容姿を保てる
- 脳のパフォーマンスをアップし記憶力、思考力を保てる
- 年を重ねても仕事のパフォーマンスを維持できる
- 見た目やスタイルを保ち第一印象がアップする
ぜひあなたもファスティング(断食)を生活習慣に取り入れ、上記のようなメリットを実感してみてください。
理由②:細胞レベルでのデトックス
ファスティング(断食)がカラダを整える理由2つ目は、カラダが細胞レベルでデトックスされるからです。
ファスティング(断食)で代謝酵素が働くと、細胞内でオートファジーという機能が活性化します。
オートファジーが活性化すると細胞内の異常タンパク質や劣化したミトコンドリアが除去され、新しいタンパク質の材料としてリサイクルされます。
つまり細胞内のゴミが一掃され、新しく元気な細胞に生まれ変わるのです。
さらにエネルギー発電所と呼ばれるミトコンドリアの質がよくなり数も増えるため、多くのエネルギーATPを作り出します。
このようにファスティング(断食)を実行すると、細胞レベルでのデトックスが行われ新しい細胞に一新されるのです。
ですから、内側からキレイになりたい方は、ファスティング(断食)でオートファジーを活性化させることが非常に大切です。
なおオートファジーについては詳しく知りたい方は、「ファスティング(断食)で活性化する奇跡のオートファジーとは?ノーベル賞で証明された仕組みを簡単に解説!」をご覧ください。
またミトコンドリアの詳細は、「ミトコンドリアを増やすにはファスティング(断食)がいい3つの理由とは?」をチェックしてみてください。
理由③:内臓を休め本来の機能を取り戻す
ファスティング(断食)がカラダを整える理由3つ目は、内臓を休め本来の機能を取り戻すからです。
現代の日本は飽食の時代と言われ、私たちの胃腸、肝臓、腎臓、すい臓といった内臓は、想像以上に酷使されています。
1日3食しっかり食べると消化、吸収に使われるエネルギーが、フルマラソンに匹敵すると言われています。
へぇ~食べ物の消化・吸収にそんなにエネルギーが使われてるんだ
食べたあとなんて消化・吸収に内臓が頑張って働いてることなんて考えないよね
内臓に休息を与えないことは、365日休みのないブラック企業で働いているようなものです。
ですから、私たちが心身を休めるために休日が必要なように、健康のために内臓にも休日を与えてあげることが大切なのです。
内臓が疲れていると以下のような症状が現れます。
- 運動をしてないのに足や腕、肩、指、腰の関節が痛くなる
- 肩こり、むくみ、冷え性になる
- 筋肉がはったり、足がつりやすくなる
- 寝汗がひどくなり睡眠をとっても疲れがとれない
- 食事をするとすぐに眠くなる
上記のような症状がある方は、内臓が疲れている可能性があります。
一方でファスティング(断食)で内臓に休息を与えると以下のような変化があります。
- 胃腸の調子がよくなる
- カラダが軽くなる
- 疲れにくくなりスタミナがつく
- 朝の目覚めが良くなる
- 便通がよくなり便秘が解消される
- 肩、腕、足、指、腰など関節の痛みがなくなる
- 筋肉のはりや足がつったりしなくなる
- 栄養素の吸収力がアップする
ファスティング(断食)で臓器に休息を与えると、上記のように疲れや体調不良を遠ざけ、元気で健康なカラダが手に入ります。
ぜひ、あなたも定期的にファスティング(断食)を実行して、疲れた内臓に休みを与えてあげてください。
ファスティング(断食)の正しい方法とは?
ファスティング(断食)は、正しいステップを踏んで、実践を踏まないと危険性があります。
ここでは1番オーソドックスな3日間のファスティング(断食)を例にして解説していきます。
3日間ファスティング(断食)の正しいステップとは以下のとおりです。
- ステップ1:準備期:2~3日間、準備食を食べる
- ステップ2:断食期:3日間のファスティング(断食)の期間、水や酵素ドリンクで過ごす
- ステップ3:復食期:2~3日間、回復食を食べる
このように3つのステップを踏むことで、自宅で安全にファスティング(断食)ができます。
ステップ①:準備期:準備食を食べる
準備期とはファスティング(断食)に入る前に、カラダに軽い物を食べて胃腸を整える準備期間のことです。
運動する前にケガをしないためのウォーミングアップのようなものです。
準備食で食べる物は、豆類、ゴマ類、海藻類、野菜、果物、魚介類、キノコ類、イモ類、といった植物性食品を中心に食べます。
ファスティング(断食)前に準備期を設けることで、以下のような対策ができます。
- ファスティング(断食)中の空腹感を軽減
- ファスティング(断食)中の好転反応を軽減
ファスティング(断食)中の好転反応とは、体内の毒素が分解されて起こる、頭痛、眠気、イライラなどのことです。
このように準備食を摂ることで、ファスティング(断食)期間中を楽に過ごせます。
なお準備食の詳細については、「ファスティング(断食)前の準備食で食べていいもの9選とは?」を参考にしてください。
またファスティング(断食)中の好転反応については、「ファスティング(断食)中に起こる好転反応とは?その対処法とだるい・胃痛・ニキビなど症状を紹介」をご覧ください。
ステップ②:断食期:3日間のファスティング(断食)の期間
3日間のファスティング(断食)は、断食専用に作られた酵素ドリンクと良質な水で過ごします。
酵素ドリンクとは、野菜や果物、野草、穀物などを熟成・発酵して作られた栄養ドリンクのことです。
酵素ドリンクは、健康のための栄養ドリンクとして利用できます。
酵素ドリンクを飲むことで、ビタミンやミネラルといった必須栄養素が摂れ、空腹感が和らぎます。
ですから自宅で安全に無理なくファスティング(断食)に取り組めるのです。
また、塩分が欲しくなったら具なしの味噌汁を飲みましょう。
ファスティング(断食)のやり方については、「ファスティング(断食)1週間の痩せるやり方とは?【初心者必見】」も併せてご覧ください。
ファスティング(断食)に向いてない人は、「ファスティング(断食)に向いてない人の特徴 8 選とは?」にて解説しています。
ファスティング(断食)中の飲み物については、「ファスティング(断食)中に飲んでいいもの!飲んでいけないもの!」にて詳しく解説しています。
また酵素ドリンクの詳細は、「ファスティング(断食)に使う酵素ドリンクとは何?飲むメリット6選」で解説しています。
おすすめの酵素ドリンクは、「ファスティング(断食)3日間におすすめの無添加酵素ドリンク7選とは?」で紹介しています。
ステップ③:復食期:回復食を食べる
3日間のファスティング(断食)後は、復食期です。復食期では、回復食を食べます。
復食期の回復食はファスティング(断食)の期間で、1番大切な期間といっても過言ではありません。
なぜなら3日間のファスティング(断食)後は、胃が小さく縮まっているため負担をかけるのは良くないからです。
回復食で食べる物には気をつけないとダメなんだね
うん、ファスティング(断食)後の回復食にクッキーを食べたことがるけど、下痢になって今まで経験したことのない腹痛になったよ。
回復食の1食目は、腸に溜まった宿便を全部出すために、スッキリ大根を食べるのがオススメです。
スッキリ大根を食べることで腸に溜まった便を全部、排泄することができます。
ファスティング(断食)後の回復食については、「ファスティング(断食)後の回復食で失敗しないおすすめの食べ方とは?」をご覧ください。
宿便とスッキリ大根の作り方については、「ファスティング(断食)で宿便はいつ出る?宿便を全部出す方法とは?」にて解説しています。
3日間のファスティング(断食)を実践することで、カラダを整えリセットできます。ぜひあなたも体験してみてください。
3日間のファスティング(断食)については、「酵素ドリンクを使った3日間ファスティング(断食)のやり方!体重は何キロ痩せるのか?」の体験記事をご覧ください。
ファスティング(断食)の時間や日数などの種類
ファスティング(断食)は、さまざまな時間や日数などの種類があります。
ここでは代表的なファスティング(断食)の時間や日数をご紹介します。
- 半日(12時間)断食・・・継続的に実践すると老化のスピードを遅らせる、ダイエット効果
- 16時間断食・・・継続的に実践すると老化のスピードを遅らせる、ダイエット効果
- 24時間(1日)断食・・・ダイエット効果、内臓の休息
- 3日間ファスティング(断食)・・・ダイエット効果、内臓の休息、体内のデトックス
- 5日間ファスティング(断食)・・・ダイエット効果、内臓の休息、体内のデトックス
- 1週間ファスティング(断食)・・・ダイエット効果、内臓の休息、体内のデトックス
意識的に空腹の時間を作るり空腹力を身に付けることが、体型、健康、若さの維持につながります。
ハードルが低い12時間(半日)断食や16時間断食から、始めるのがおすすめです。
16時間断食のやり方の詳細は、「16時間断食の正しいやり方【ダイエットを成功させる2つの秘訣】」にて解説しています。
また期間別のファスティング(断食)の頻度については、「酵素ファスティング(断食)6つの期間とその頻度・間隔の目安とは?」を参考にしてください。
ファスティング(断食)の効果9選
ファスティング(断食)を実践するとダイエット以外にも健康や美容といった様々な効果が得られます。
ファスティング(断食)の効果は以下のとおりです。
ファティング(断食)の効果
- ①:内臓の休息
- ②:内臓脂肪の燃焼
- ③:体内のデトックス
- ④:腸内環境が整う
- ⑤:免疫力がアップする
- ⑥:自然治癒力が高まる
- ⑦:血液がサラサラになる
- ➇:老化を遅らせる
- ⑨:美肌になる
- ⑩:スタミナがつく
- ⑪:睡眠の質の向上
- ⑫:脳が覚醒する
- ⑬:味覚が鋭くなる
- ⑭:花粉症の予防・解消
- ⑮:ストレスに強くなる
- ⑯:胃が小さくなり少食になる
ファスティング(断食)の効果の詳細は、「ファスティング(断食)のメリット・デメリットとは?」をチェックしてみてください。
ファスティング(断食)は、こんな人にオススメ
ファスティング(断食)は以下のような人にオススメです。
- 理想の体型を目指したい人
- 生活習慣病を予防したい人
- 元気で健康なカラダを維持したい人
- 老化を遅らせ若々しい容姿を保ちたい人
- 健康寿命を延ばしたい人
- 長生きしたい人
3日間ファスティング(断食)は、ハードルが高いという方は、半日(12時間)や16時間断食から始めるのがオススメです。
ショート断食に加えてヘルシーな食事を一定期間、継続すれば、ダイエットや健康、美容効果が期待できます。
3日間のファスティング(断食)はハードル高いから、12時間断食から始めてみようっと!
無理をしない計画を立てて、継続することが大切だね。
ぜひあなたの生活習慣にもファスティング(断食)取り入れてみてください。
まとめ:ファスティング(断食)とは、ダイエット、健康、美容をサポートする
今回はファスティング(断食)とは何か?について解説しました。
本記事のポイントをまとめると以下のとおりです。
ファスティング(断食)がカラダを整える3つの理由
- 理由①:自然治癒力を最大限に高める
- 理由②:細胞レベルでカラダがデトックスされる
- 理由③:疲れた内臓を休息し、機能を回復できる
ファスティング(断食)とは、カラダを整えてあなたのダイエット、健康、美容をサポートする一石三鳥のお得なダイエット法です。
ぜひファスティング(断食)を実践して、疲れ知らず、病気知らず、美味知らずの健康的で元気なカラダを手に入れてください。
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