ファスティング(断食)をすると脳のダメージや萎縮を予防できるって本当ですか?
また脳が覚醒し頭が冴える効果があると聞きました。
これらの理由を教えてください。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 断食が脳の萎縮やダメージを予防できる2つの理由
- 断食で脳が覚醒し頭が冴える2つの理由
本記事の執筆者
ファスティングアドバイザーのシュンです。
私はファスティングの資格をもっています。
2018年に体調不良がきっかけでファスティング(断食)を生活習慣に取り入れました。
意識的に空腹の時間をつくり空腹力を鍛えれば、自然治癒力が高まり元気で健康なカラダが手に入ります。
本記事の内容を読んでファスティング(断食)を実践すれば、脳細胞へのさまざまなメリットが得られるでしょう。
ファスティング(断食)にはダイエットだけでなく、健康面、美容面といったさまざまなメリットがあります。
なお、ファスティング(断食)や1日1食、16時間断食を行うなら酵素ドリンクがオススメです。
酵素ドリンクを使うと寺で行う苦行のような断食ではなく、自宅で無理なく安全にファスティングができます。
また、ファスティング(断食)中の食べ物が食べれないとうストレスを軽減できます。
酵素ドリンクについては、下記の記事を参考にしてみてください。
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ファスティング(断食)が脳の萎縮やダメージを予防できる2つの理由
ファスティング(断食)が脳の萎縮やダメージを予防できる理由は以下のとおりです。
- ①:サーチュイン遺伝子が脳細胞のアポトーシス(細胞死)を防ぐ
- ②:ケトン体が脳細胞への酸化ストレスを防ぐ
このようにファスティング(断食)をすると、脳の萎縮やダメージを防ぐ機能が活性化するのです。
では、脳の萎縮やダメージを防ぐ2つの理由について詳しくみていきましょう。
①:サーチュイン遺伝子が脳のアポトーシス(細胞死)を抑える
ファスティング(断食)を行うと脳の萎縮やダメージを防ぐ理由1つ目は、サーチュイン遺伝子が脳のアポトーシス(細胞死)を抑えるからです。
サーチュイン遺伝子とは長寿遺伝子と呼ばれていて、老化を予防して寿命を延ばす作用があります。
ファスティング(断食)をするとサーチュイン遺伝子が起動します。
サーチュイン遺伝子が起動すると脳細胞を老化や病気の原因になる活性酸素から保護してくれるのです。
脳細胞が活性酸素に曝され続けると、アポトーシス(細胞死)が起こり脳細胞がダメージを受けて萎縮してしまいます。
こうした、脳細胞のアポトーシス(細胞死)を防いでくれるのが、ファスティング(断食)で活性化するサーチュイン遺伝子なのです。
骨や皮膚や損傷を受けると細胞分裂で再生してくれますが、脳細胞は損傷を受けると細胞分裂が起こらないので増えることがありません。
ですから、ファスティング(断食)でサーチュイン遺伝子を活性化させて、アポトーシス(細胞死)を防ぐことが大切になります。
ファスティング(断食)で活性化するサーチュイン遺伝子については、>>ファスティング(断食)で若返り遺伝子が活性化?サーチュインの効果とは?にて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
②:ケトン体が脳細胞を活性酸素から防ぐ
ファスティング(断食)を行うと脳の萎縮やダメージを防ぐ理由2つ目は、ケトン体が脳細胞を活性酸素から防ぐからです。
私たちが活動するエネルギーは、食事から摂るブドウ糖をエネルギー源にしています。
しかし、ファスティング(断食)をするとエネルギー源であるブドウ糖が断たれてしまいます。
そこで今度は脂肪細胞を分解して作られるケトン体をエネルギー源にし始めるのです。
ケトン体は血液脳関門も通り抜けることができるので、脳細胞のエネルギー源にもなります。
しかもブドウ糖に比べてケトン体は良質なエネルギー源であり活性酸素の発生を抑えてくれます。
またケトン体はエネルギー発電所と呼ばれるミトコンドリアを元気にしてくれます。
このようにケトン体は脳細胞への活性酸素の攻撃を保護してくれるので、脳の萎縮やダメージを防いでくれるのです。
ファスティング(断食)とケトン体については、>>断食でブドウ糖からケトン体にエネルギー源が変わるメリットとは?にて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
また、ファスティング(断食)とミトコンドリアついては、>>断食で増えるミトコンドリアって何?その仕組みとメリットを解説!をチェックしてみてください。
その他にもファスティン(断食)が脳細胞に与えるメリットがあるのでご紹介します。
ファスティング(断食)で脳が覚醒し頭が冴える2つの理由
ファスティング(断食)を実践すると、脳が覚醒し頭が冴える理由は以下の2つであります。
- ①:脳波がリラックスや集中状態のα(アルファ)波に変化する
- ②:脳下垂体からβ‐エンドルフィンという快感物質が分泌される
では、上記2つについて具体的に解説していきましょう。
①:脳波がリラックス・集中モードのα波に変化する
ファスティング(断食)で脳が覚醒し冴える理由1つ目は、脳波がα波に変化するからです。
心身がリラックスしたり集中力が高っていたりするときに出る脳波がα波です。
軽く脳波については説明しますと
- α(アルファ)波・・・心身がリラックス状態、集中力が高まってる状態のときに出る脳波
- β(ベータ)波・・・緊張したり不安を抱えているときに出る脳波
- γ(ガンマ)波・・・怒っているいたり興奮していたりするときに出る脳波
- Θ(シータ)波・・・睡眠をしているときに出る脳波
- δ(デルタ)波・・・深い睡眠の際に出る脳波
これらが脳波の種類になります。
ファスティング(断食)をするとエネルギー源が脂肪酸から作られるケトン体に切り替わることを前述しました。
血液中にケトン体の量が増えると脳波がα波に変化することが東北大学の研究発表で明らかになったのです。
つまり、ファスティング(断食)を実践すると意図的に脳波をα波に変化させることが可能なのです。
実際に私もお腹いっぱいに食べた後とファスティング(断食)をしているときの心身の状態を比べてみました。
するとお腹いっぱいに食べると苦しくて気分が不快になり、雑念が増え集中力が落ちてしまいました。
一方でファスティング(断食)をしているときの方が集中力が高まり、心身がリラックス状態になるのを実感したのです。
②:脳下垂体から快感物質のβーエンドルフィンが分泌される
ファスティング(断食)で脳が覚醒し冴える理由2つ目は、脳下垂体から快感物質のβーエンドルフィンが分泌されるからです。
ファスティング(断食)でエネルギーがケトン体に切り替わると、ケトン体がβーエンドルフィンを増やしてくれます。
快感物質のβーエンドルフィンが増えると
- 気持ちが穏やかになり幸福感を感じる
- 集中力・思考力・記憶力・創造力が高まる
ファスティング(断食)をすると、このような脳を覚醒させるメリットが得られます。
また以下のような方はファスティング(断食)がおすすめです。
- 受験勉強、資格取得、英会話、読書などの勉強に集中したい
- 記憶力を高めたい
- アルツハイマー病や認知症を予防したい
- 気持ちをリラックスさせたい
- いいアイデアを出したい
こうしたメリットを得たい方は、ぜひファスティング(断食)を試してみてください。
ファスティング(断食)のやり方については、>>ファスティング(断食)1週間の痩せるやり方とは?【初心者必見】にて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
またファスティング(断食)を行うならファスティング専用に作られた酵素ドリンクを利用すると効果的に行えます。
そもそも酵素ドリンクって何?って方は、>>ファスティング(断食)に使う酵素ドリンクとは何?飲むメリット6選にて詳しく解説しています。
ファスティング(断食)を実践するならファスティング専用の酵素ドリンクを利用すると効果的に行えます。その理由は
- 数十種類の野菜、果物、野草、穀物などの栄養素(ビタミン・ミネラル)が摂取できる
- 空腹感を和らげてくれるので、長時間、食べるのを我慢できる
- 熟成・発酵により低分子化されているので、内臓に負担をかけない
- 内臓を休息させながら必須栄養素が摂取できる
- ビタミン・ミネラルは代謝(デトックスやエネルギーの生成、肌や髪の材料)を促すのに必要な栄養素
- 水や炭酸水で割るだけなので作るのが簡単
- 水筒やペットボトルで持ち運びできるのですぐに飲める
- ビタミンミネラルや最低限のカロリーが摂れるので、自宅で安全にファスティングができる
ファスティング(断食)におすすめの酵素ドリンクについては、>>ファスティング(断食)3日間におすすめの無添加酵素ドリンク7選とは?にてご紹介していますのでチェックしてみてください。
-
ファスティング3日間におすすめの酵素ドリンク5選とは?
続きを見る
無添加の酵素ドリンクにこだわらない方、あるいは置きかえダイエットから始めたい方は以下の安い人気の酵素ドリンクもあります。
-
置き換えダイエットに人気の安い酵素ドリンク3選とは?
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多くのスポーツ選手、経営者、芸術家などがファスティング(断食)を実践しているのも、脳細胞へのさまざまなメリットが大きいのが1つの要因でもあります。
まとめ:ファスティング(断食)は脳の萎縮やダメージを予防し、脳を覚醒させる
今回の記事では以下の内容について、解説しました。
- ファスティング(断食)が脳の萎縮やダメージを予防する2つの理由
- ファスティング(断食)が脳を覚醒し頭が冴える2つの理由
本記事の重要なポイントをまとめると以下のとおりです。
ファスティング(断食)が脳の萎縮やダメージを予防する理由
- ファスティング(断食)をするとエネルギー源がブドウ糖からケトン体に切り替わる
- ケトン体が老化の原因である活性酸素の発生を抑制するので、脳細胞の老化を防ぐ
- ファスティング(断食)をすると長寿遺伝子のサーチュインのスイッチが入る
- サーチュイン遺伝子のSIRT1が脳細胞のアポトーシス(細胞死)を防ぐ
ファスティング(断食)が脳を覚醒し頭が冴える理由
- ファスティング(断食)をするとエネルギー源がブドウ糖からケトン体に切り替わる
- ケトン体が脳波をα波はに変化させる(α波はリラックス状態や集中力が高まっているときの脳波)
- ケトン体が脳下垂体からβーエンドルフィンの分泌を増やす
- βーエンドルフィンは幸福感、集中力、思考力、記憶力、創造力が高める
以下のような人にファスティング(断食)がおすすめ
- 資格の取得や受験勉強などので集中力、記憶力を高めたい
- アルツハイマーや認知症を予防したい
- 心身をリラックスさせたい
- いいアイデアを出したい
以上が本記事の重要ポイントのまとめになります。ぜひファスティング(断食)を試してみてください。
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